2016年2月23日火曜日

禁煙指導:ショートメッセージ利用効果





禁煙指導に限らず、医薬品介入・生活指導介入に関し、携帯端末・電話へのショートメッセージは有効かもしれないし、そのような報告が多くなってきた


禁煙指導に関する試み






Effectiveness of Short Message Service Text-Based Smoking Cessation Intervention Among University StudentsA Randomized Clinical Trial
Ulrika Müssener, et. al.
JAMA Intern Med. Published online February 22, 2016.

単盲検2アームRCT:NEXit Nicotine Exit


NEXit core program 1-4習慣の動機付け期間で、中止日を選択できる
介入群:12週間禁煙介入有効化要素をベースとした157テキストメッセージを受ける
対照群:2週毎1テキスト、研究登録謝辞内容で、介入より遅延送付


主要アウトカム:自己報告禁煙継続(8週以上 5本超喫煙でない)、介入完遂直後4週ポイントでの完全禁煙率  (禁煙後4週間)


登録 1590名、21-30歳が主体、ランダム化
827名(女性 69.3%、573名)を介入群割り付け、763(女性 68.4%、522名)を対照群割り付け
プライマリアウトカムデータ利用可能、介入群 783(74.7%)、 対照群 719(94.2%)
ベースラインでの週毎喫煙中央値(レンジ) 介入群 63(1-238) 対照群 70(2-280)
 

8週間長期禁煙継続は、介入群 203名(25.9%)、対照群 105名(14.6%)
4週時点禁煙頻度は、介入群 161 (20.6%) 、対照群  102 (14.2%)
禁煙日から平均  (SD)  3.9 (0.37) ヶ月


これら所見の補正オッズ比 (95% CIs)は、それぞれ 2.05 (1.57-2.67) 、1.56 (1.19-2.05)


介入の短期効果評価困難だが、従来の禁煙介入に比べ十分効果あり
簡単なNEXit介入は禁煙介入有効性改善の可能性有り

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