内視鏡を用いたCOPDへの治療介入もいろいろ存在するようになった
http://www.medscape.com/viewarticle/778725_6
肺気腫葉単位へのlung volume reductionは重症気腫臨床的改善をもたらすが、葉内の特定区域の重度障害部位があり、よりターゲット化された治療が要求される。
上葉の疾患区域に限局したbronchoscopic vapour ablationが臨床効果改善をもたらすかの検討
Segmental volume reduction using thermal vapour ablation in patients with severe emphysema: 6-month results of the multicentre, parallel-group, open-label, randomised controlled STEP-UP trial
Felix J F Herth, ,et. al.
The Lncet Respiratory Medicine, Vol. 4, No. 3 p185-193,Published Online: 15 February 2016
DOI: http://dx.doi.org/10.1016/S2213-2600(16)00045-X
多施設平行群ランダム化対照オープンラベル Sequential Staged Treatment of Emphysema with Upper Lobe Predominance (STEP-UP) trial
45-75歳、重症上肺優位気腫 FEV120%-45%
リハビリテーション後6MWT 140m超
ヨーロッパ10箇所、オーストラリア3箇所
プライマリエンドポイント:FEV1、SGRQ-Cスコア6ヶ月時点、ITT
bronchoscopic vapour ablationによる介入
2013年6月30日〜2014年10月1日、134名をスクリーン、70名を登録、ランダム割り付け:介入群40、対照群24
治療群1名では治療せず:ランダム化後の医師決定;この患者の検討除外
FEV1平均相対改善率は対照群に比べ14.7%(95%CI, 7.8 - 21.5% ; p < 0.001)、SGRQ-C 9.7 points (95% CI −15.7 to −3.7; p=0.0021)
COPD 急性増悪は最も多い重大副事象イベントで、治療群 11 (24%) / 45 名、対照群 1 (4%) / 24 名
急性増悪1例は治療後84日1名死亡 ; 治療関連の可能性有りとデータ判断・安全性モニタリング委員会判断
気胸発生無し
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