"vicious cycle":悪循環?
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-04/mu-hdm041216.php
Depression and risk of type 2 diabetes: the potential role of metabolic factors
N Schmitz, et. al.
Molecular Psychiatry , (23 February 2016) | doi:10.1038/mp.2016.7
カナダ・ケベックでの Emotional Health and Wellbeing Study (EMHS) の4.5年間のベースラインからフォローアップ評価2525名成人
うつ症状と、糖尿病としての代謝調節障害の関連性評価
2元層別抽出デザイン、うつ症状と代謝調整障害(肥満、血糖高値、血圧高値、TG高値、HDL低値)存在ベース。糖尿病発症 87(3.5%)。
うつ症状と糖尿病調節障害をともに有する場合、うつ症状も代謝張性障害も無い群(参照群)に比べ、糖尿病のリスクは高い (補正オッズ比=6.61, 95% 信頼区間(CI): 4.86–9.01)
うつ症状有り・代謝調節障害無しの糖尿病リスクは、参照群と不変 (補正オッズ比=1.28, 95% CI: 0.81–2.03)
一方、”代謝調節障害あり&うつ症状無し”群での補正オッズ比は 4.40 (95% CI: 3.42–5.67)
Synergy Index (SI=1.52; 95% CI: 1.07–2.17) からうつ症状と代謝調節障害の組み合わせ効果は、個別影響の総和より大きいことが示唆される
うつと代謝調節障害の相互関係は、構造方程式モデリング(Structural Equation Modeling, SEM)で示唆される。
この研究から、うつ症状と代謝調整障害の相互作用として2型糖尿病リスクを強調したい
両病態の早期発見、モニタリング、包括的管理アプローチが糖尿病予防戦略として重要
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