2016年7月29日金曜日

MESA:CT上の高密度域(HAA)は住民の肺障害定量指標:死亡率、間質性肺病変予測要素




High attenuation areas on chest computed tomography in community-dwelling adults: the MESA study
Anna J. Podolanczuk,
European Respiratory Journal 2016; DOI: 10.1183/13993003.00129-2016
http://erj.ersjournals.com/content/early/2016/07/28/13993003.00129-2016


気道上皮細胞浸潤、肺の炎症、調整外の細胞外マトリックス・リモデリングは、間質性肺疾患の肺線維化となるkey precursor event。初期障害後の数年で症状発症する間質性肺疾患では先行原因同定困難である。
CTスキャンでの間質性肺疾患の近年の知見で早期病変の理解に進歩があった。
CTのlung attenuationにて定量的試みを行い、HAA(high attenuation area)が間質性肺病変に先行したものと仮説






b)Peripheral basilar ground glass abnormality HAA 8.8%
c)Ground-glass opacity HAA 10.0%
d)Early peripheral reticular and cystic changes HAA 10.2%
e)Diffuse ground glass abnormality and an area of peripheral reticular changes HAA 27.7%

結論:定量CT densitometryによるlung attenuation部分増加は、IL-6、MMP-7値増加と相関し、さらに、FVC減少、ILAオッズ増加、全原因死亡率と相関する(寄与要素補正後)。HAAは新しいsubclinicalな肺障害定量指標であり、細胞外マトリックス・リモデリング指標であり、間質性肺病変発症リスク要素と考えられる。



%LAAしめせるなら、%HAAも計算してくれそう・・・業者から多額請求されそうだが・・・



各種間質性肺炎副作用ある薬剤使用に関してこの所見意義があるのか無いのか・・・討議必要だと思う
http://www.jrs.or.jp/uploads/uploads/files/information/mhlw_IP_2016July.pdf

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