Consumption of Unprocessed and Processed Red Meat and the Risk of Chronic Obstructive Pulmonary Disease: A Prospective Cohort Study of Men
Joanna Kaluza , et. al.
doi: 10.1093/aje/kww101
First published online: October 27, 2016
http://aje.oxfordjournals.org/content/early/2016/10/26/aje.kww101.short
大規模住民ベース前向きコホートでは、加工レッドミートの摂取量とCOPDリスクは関連があるが、未加工レッドミートとの相関性は必ずしも明らかでない。
この報告も以前の報告、(Health Professionals Follow-up Stud、 Nurses’ Health Study) と2つの横断研究と一致し、cured meatとCOPDリスクの相関性が認められた
加工・未加工レッドミートともに消費量と、主要慢性疾患リスク増加とは相関性あり、しかし、COPD関連において加工ミートのみ知られていた。COPDと加工・未加工レッドミートとの相関に、喫煙状態を斟酌。住民ベース前向き Cohort of Swedish Men 、 43,848 名男性 (45-79歳)、COPD・がんの病歴なし、肉摂取量を1997年アンケート自己報告 フォローアップ13.2年間、 1909 COPD症例確認
加工肉摂取量とCOPDリスク相関;加工肉75g/日以上の高摂取量では加工肉25g/日未満に比べ多変量補正ハザード比 1.21 (95% 信頼区間: 1.02, 1.44; P for trend = 0.03)
現行喫煙限定でこの正の相関確認 (P for interaction = 0.003)
加工肉75g/日以上の高摂取量では加工肉25g/日未満に比べハザード比 1.26 (95% 信頼区間: 1.00, 1.60)
未加工レッドミートはCOPD発症と相関せず
加工レッドミートは、添加物、亜硝酸塩(保存剤、抗菌、着色固定目的)とともにpro-inflammatory propertyを有しているなど考察されている。 過酸化亜硝酸(peroxynitirite)は肺内抗酸化作用を障害し、DNA損傷・ミトコンドリア呼吸障害・蛋白のmodification、細胞機能障害を生じる可能性
・・・など考察されている
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