2017年2月7日火曜日

糖尿病リスク:座位そのものよりテレビ視聴・BMIが問題

Apple Watchを作動していると、盛んに立位や指導された呼吸法を促されるが、車に乗ってたり仕事中でも無理強いコールされる(設定すればそれはないのだが・・・)





座りっぱなし(Sedentary behavior ; SB)は、1.5 MET以下の状況にある座位・リクライニング姿勢状況と定義

メタアナリシスによれば、2型糖尿病112%リスクを高める

  1. Wilmot EG, Edwardson CL, Achana FA, et al. Sedentary time in adults and the association with diabetes, cardiovascular disease and death: systematic review and meta-analysis. Diabetologia 2012;55:2895–905. 
だが、その内訳はテレビ視聴の殆どを占め、内容補正されたのは10の横断研究・前向き疫学研究の内1つのみ。



座位そのものが問題なのか・・・13年間の公務員コホートでの検討


Sitting behaviour is not associated with incident diabetes over 13 years: the Whitehall II cohort study
Emmanuel Stamatakis , et. al.
British Journals of Sports Medicine
http://dx.doi.org/10.1136/bjsports-2016-096723


モデル1:年齢、性別、民族、就労状況
モデル2:喫煙状態、アルコール摂取量・フルーツ/野菜消費量(週)、自己報告健康・身体状況
モデル3:身体活動性補正
モデル4:BMI補正




糖尿病発症頻度(ボトム群と比較) 

  • 座位時間総数 1.26; 95% CI 1.00 to 1.62; p=0.01)
  • テレビ視聴座位  1.33; 95% CI 1.03 to 1.88; p=0.05)

BMIで補正すると相関性減衰 (1.19; 95% CI 0.92 to 1.55; p=0.22, 1.31; 95% CI 0.96 to 1.76; p=0.14)




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