結論から言えば、有意差はあるものの、MCIDから考えれば微妙
Research Article
Acu-TENS Reduces Breathlessness during Exercise in People with Chronic Obstructive Pulmonary Disease
Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine
Volume 2017 (2017), Article ID 3649257, 7 pages
https://doi.org/10.1155/2017/3649257
背景:労作性呼吸困難はCOPD患者の身体活動レベルを限定することとなる。ランダム化二重盲検交差試験で、acupointにおいて経皮的電気的神経刺激法であるAcu-TENSのCOPD患者の運動中息切れへの効果を評価。
研究方法:21名の被検者、1週毎2介入後受診時評価、平均%予測FEV1 %
各々の介入日において、2回の耐久性シャトルウォーク試験(ESWT)、すわなち、Walk1とWalk2を施行。
Walk1は介入無し、Walk2はAcu-TENS vs Sham-TENSを施行(ランダム順)、45分間とWalk2中。ESWT時間とWalk1とWalk2の各々の介入日のisotime時の呼吸困難スコアを比較。ESWT時間とisotime呼吸困難の群間差も比較。
結果:Walk1とWalk2のisotimeにおいて、Acu-TENSは呼吸困難減少( -0.8 ポイント (95%, CI [信頼区間] -0.2 〜 -1.4)、しかしSham-TENSでは有意減少認めず[0.1 point (95% CI −0.4 to 0.6)]
Sham-TENSに比べ、 Acu-TENSは呼吸困難有意減少 −0.9 point (95% CI −0.2 to −1.6) 、ESWT中、群間差有意性認めず
結論:Acu-TENSでCOPD患者のウォーキング中呼吸困難改善するも、歩行距離伸ばさず
そもそも 呼吸困難度 -0.8ポイントって、MCID超してるのだろうか?
" 0–10-category-ratio Borg scale "を用いての検討と記載されている
mBorgに関しても1程度がMCIDと思われ、臨床的な意味が無い・・・と言う結論でもおかしくない
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