腸内細菌叢：長期的体重増加への影響

以前から気になってたのだが、日本の一部専門家（？）や乳酸菌飲料を商売にするやつらの中に、micibiome概念の寸借詐欺を行い、「悪玉細菌」・「善玉細菌」と民進党・共産党さながらのラベリングをする奴らがいる。


以下報告通り、腸内細菌叢の乱れとはdiversityの欠如のことだと思うのだが・・・





1632名健康女性の被検者　16S ribosomal RNA gene sequence data
gut microbiome横断調査と長軸的体重関連性、食事性繊維摂取量を修飾因子として検討



Gut microbiome diversity and high-fibre intake are related to lower long-term weight gain
International Journal of Obesity advance online publication 4 April 2017
doi: 10.1038/ijo.2017.66

http://www.nature.com/ijo/journal/vaop/ncurrent/full/ijo201766a.html

長期的体重変化に関わる変数で遺伝的な要素は半分弱（h² = 0.41（0.31,0.47））。

腸内細菌叢多様性は長期的体重増加と負の相関、さらに、食物繊維摂取量と正相関。

共変量、家族関連性と複数の試験補正後、9つのbacterial operational taxonomic units (OTUs) は体重増加と有意に相関(false discovery rate <0 .05="" p="">
体重の長期的増加率低下と関連するOTUsは、Ruminococcaceae (エネルギー代謝改善マウスと関連）とLachnospiraceaeと関連

Bacterioides種OTUは体重増加リスク増加と関連するも、これは、多様性低レベルと相関性により打ち消される







（a）腸内細菌叢におけるOTUの相対存在量および体重増加および体重減少との関連に基づく部分最小二乗判別分析スコアプロット。 （b）腸内細菌叢におけるOTUの相対存在量および体重増加および体重減少との関連に基づく部分最小二乗判別分析負荷荷重プロット。 projecionへ影響を与える変数と関連したOTU（VIP）> 1を示し、各々のfamilyにより色づけ <0 .05="" p="">
<0 .05="" p="">