A prospective, observational cohort study of the seasonal dynamics of airway pathogens in the aetiology of exacerbations in COPD
Tom M A Wilkinson, et al. , AERIS Study Group
Thorax
http://thorax.bmj.com/content/early/2017/04/21/thoraxjnl-2016-209023
http://dx.doi.org/10.1136/thoraxjnl-2016-209023
【序文】 COPD急性増悪(AECOPD)の病因は十分解明されてない。慢性細菌気道感染とウィルス暴露の関連性をこれらイベントの頻度、季節性にて解明できるか試み
【方法】 前向き、観察コホート研究 (NCT01360398)、40−85歳COPD患者、喀痰サンプリング毎月施行し、細菌・ウィルス検出による急性増悪検出
フルコホート患者で結果を示し、フォローアップ1年間。急性増悪頻度と病原体の相関性を一般化推定方程式と層別条件ロジスティクス回帰解析にて検討
【結果】 患者人年あたりの急性増悪平均頻度 3.04 (95% CI 2.63 to 3.50)
AECOPDにおいて、最も多い細菌性病原種は無莢膜型インフルエンザ菌:non-typeable Haemophilus influenzae (NTHi) と Moraxella catarrhalis、ウィルスとして最も多いのは ライノウィルス。
ロジスティクス回帰解析(培養細菌検出)では、AECOPD有意オッズ比は、季節無関連に、 M. catarrhalis 検出時(5.09 (95% CI 2.76 to 9.41))。
NTHi時、急性増悪リスク増加は、低シーズン (OR 1.22 (0.68 to 2.22)).より高シーズン (10月–3月, OR 3.04 (1.80 to 5.13)) の方に見られる
細菌、ウィルス共感染は、安定期 (8.6%)より、急性増悪時(24.9%) に最も多い
NTHiとライノウィルスの存在とAECOPDリスクに有意な相互関連認める (OR 5.18 (1.92 to 13.99); p=0.031)
【結論】AECOPD 病因は季節によりばらつき。
冬場のAECOPD増加はおそらく病原体の存在により生じ、さらには、NTHi気道感染とウィルス感染の影響の相互作用があるものと考える
小児対象の報告だが・・・
"Hib ワクチンや肺炎
球菌ワクチン導入後の NTHi の顕在化の可能性があることを考えると,NTHi に対しても適切な治療・予防法を導入する必要性が強く感じられる"
http://journal.kansensho.or.jp/Disp?pdf=0850030227.pdf
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