2017年5月19日金曜日

百日咳関連咳嗽の臨床的特徴


Clinical characteristics of pertussis-associated cough in adults and children: a diagnostic systematic review and meta-analysis
Abigail Moore,  et al.
Chest. 2017. doi:10.1016/j.chest.2017.04.186


2000もの論文のうち、53を採用し、臨床特性 41を診断正確性評価


成人患者
臨床所見:「paroxysmal cough 発作性咳嗽 」&「発熱無し」は 感度 高く (93.2%, CI 83.2-97.4 and 81.8%, CI 72.2-88.7 respectively) 、特異性 低い (20.6%, CI 14.7-28.1 、18.8%, CI 8.1-37.9)
一方、臨床所見「post-tussive vomiting:咳嗽後嘔吐」&「whooping : 特有のけいれん性の咳発作(痙咳発作)」は 感度低く (32.5%, CI 24.5-41.6 and 29.8%, CI 8.0-45.2 ) 、特異性高い (77.7%, CI 73.1-81.7 and 79.5%, CI 69.4-86.9 )

小児患者
Post-tussive vomitingは 感度・特異性も比較的高い (60.0%, CI 40.3-77.0、66.0%, CI 52.5-77.3)





結論:
成人において、whoopingあるいは咳嗽後嘔吐あれば rule in、 発作性咳嗽の存在&発熱有りなら rule out
小児において、咳嗽後嘔吐所見は臨床的検査をするにあたり、あまり役立たない



慢性咳嗽→即、百日咳を疑うべきとする一部の医師たちの主張に違和感を感じ続けている。この論文でも、遷延咳嗽で百日咳を疑うかの検討に当たり、小児のみしか十分なデータが無い。

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