2017年9月9日土曜日

卒中後回復期:マグネシウムとカリウム摂取は神経学的パフォーマンス上重要

食事摂取基準(Dietary Reference Intake:DRI)に基づくカリウムとマグネシウムを摂取させることは卒中後神経学的パフォーマンス上重要




卒中後3群二重盲検ランダム化対照割り付け
1) 通常塩群 (Na 塩群) (n = 99)
2) カリウム-enriched 塩群(K 塩群) (n = 97)
3) カリウム-  マグネシウム-enriched 塩群 (K/Mg salt) (n = 95)

台湾の状況に合わせ、マグネシウム 4.1 mmol 、カリウム 44.8 mmol
醤油や他の調味料塩分を含む 6.5gまでの塩質量/日
カリウム塩は NaCl とKClを1:1で、Na塩 6.5g毎 K 2555mg含み
K/Mg塩は NaCl 42.85%、 KCl 42.85% MgSO4 14.3%とする

NIH Stroke Scale (NIHSS), Barthel Index (BI), mRS を3ヶ月、6ヶ月時点で評価
良好神経学的パフォーマンス定義: NIHSS = 0, BI = 100, mRS #1

介入6ヶ月で、神経学的パフォーマンス良好患者比率は、K塩、Na塩群より、K/Mg塩群で増加
K/Mg塩群ではNa塩群に比べ神経学的パフォーマンス到達オッズ比有意に増加  (2.25; 95% CI: 1.09, 4.67)
しかし、K塩群単独の効果は統計学的有意に至らず (OR: 1.58; 95% CI: 0.77, 3.22)




Intake of potassium- and magnesium-enriched salt improves functional outcome after stroke: a randomized, multicenter, double-blind controlled trial
Wen-Harn Pan , et al.
Am J Clin Nutr First published September 6, 2017, doi: 10.3945/​ajcn.116.148536
ajcn148536






卒中リハビリテーション時、マグネシウム・カルシウム摂取量に関心を向けるべき?

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