喘息発作において、ウィルス感染がトリガーは、小児では85%、成人では40%−80%と文献記載。ライノウィルス(RV)が最も多いトリガーだが、他の呼吸器系ウィルス感染に関しては検討乏しい。一方、インフルエンザウィルス(IFV)が呼吸器感染源として代表的。
横断研究、流感症状入院1207名(6ヶ月齢〜13歳まで)検討したところ、 「asthma- augmented influenza infection」という病態存在
Distinction between rhinovirus-induced acute asthma and asthma- augmented influenza infection.
George V. Guibas et al.
Clinical & Experimental Allergy
DOI: 10.1111/cea.13124 View/save citation
RVは喘息様症状(喘鳴、呼吸努力、急性喘息症状)と相関するも、発熱/嘔吐は関連少ない
IFV+小児では、喘息様症状(喘鳴、呼吸努力、急性喘息症状)は少なく、発熱状況多い
喘息既往ある場合、両ウィルスとも喘鳴を誘発するも、IFVはよりgeneraliseされ、発熱、ラ音、肋間筋陥凹、リンパ節腫大など重症の臨床症症状を示す、これらは、RV喘息では見られず、全身症状は少なく、咳嗽は多い
「“インフルエンザ”に罹患したが、意外と喘鳴少なく、喘息悪化なくて安心」なんて思ったら大間違いというお話
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