2018年4月21日土曜日

ナッツ摂取と心血管疾患リスク:心房細動予防効果

不飽和脂肪酸の供給源としてナッツ類摂取だけでなく、蛋白、食物線維、ミネラル、ビタミンE、葉酸、他のphenolicsやphytosterolなどのbioactiveな成分摂取として重要らしい

何に効果があるの・・・心房細動の予防効果あるらしい

Nut consumption and incidence of seven cardiovascular diseases
Larsson SC, et al. Heart 2018;0:1–6. doi:10.1136/heartjnl-2017-312819
http://heart.bmj.com/content/heartjnl/early/2018/03/21/heartjnl-2017-312819.full.pdf

スウェーデン成人  61,364名 前向き研究 17年間フォローアップ調査


ナッツ摂取は、心筋梗塞、心不全、心房細動、腹部大動脈と年齢補正・性補正後逆相関

しかし、他リスク要素補正後この相関は減弱し、線形、量依存的なのは心房細動のみ(ptrend=0.004)、心不全との相関は非線形 (pnon-linearity=0.003)

 ナッツ無摂取に比較し、心房細動の多変量ハザード比(HRs 95% CI)は、1-3回/月 0.97 (0.93 to 1.02)、1-2回/週 0.88 (0.79 to 0.99) 、週3回以上 0.82 (0.68 to 0.99)
 
  心不全に対しては、HRs(95% CI)   0.87 (0.80 to 0.94)、 0.80 (0.67 to 0.97) 、 0.98 (0.76 to 1.27)
 
  ナッツ摂取は大動脈弁狭窄、虚血性卒中、脳内出血とは相関無し
 
 
 

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