気管内挿管ブジー
https://www.smiths-medical.com/ja-jp/resources/portex-single-use-bougies
初回挿管時間、低酸素発生などは全体では変わらないが、挿管困難症例群内、全体でも諸階層間成功率は高い ・・・ 今後の検討必要とのこと
Effect of Use of a Bougie vs Endotracheal Tube and Stylet on First-Attempt Intubation Success Among Patients With Difficult Airways Undergoing Emergency Intubation
A Randomized Clinical Trial
Brian E. Driver, et al.
JAMA. Published online May 16, 2018. doi:10.1001/jama.2018.6496
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2681717
Bougie Use in Emergency Airway Management (BEAM) trial
2016年9月から2017年8月まで、ED内の気管内挿管施行症例
プライマリアウトカムは、気道困難特性(喉頭観察不能な体液貯留、気道閉塞・浮腫、肥満、短頸、小顎、巨大舌、顔面骨折、頸椎不動必要症例)
セカンダリアウトカムは全患者初回性交、低酸素無しでの初回挿管成功、初回挿管時間、食道挿管、低酸素
平均年齢46歳、女性30%、757名をランダム化、全員トライアル完遂
1つ以上の気道困難特性を有する380名のうちで、初回挿管成功率は、ブジー群 96% 、気管内挿管+スタイレット群 82%(絶対的群間差 14% [95% CI, 8% to 20%])
全患者対象では、ブジー群 98% vs 気管内挿管+スタイレット群 87% (絶対的群間差 11% [95% CI, 7% to 14%])
初回挿管手技時間中央値は 38秒 vs 36秒、低酸素発生 13% vs 14%で群間差認めず
結論:EDにおいて、ブジー使用は、従来の気管内挿管+スタイレット施行に比べ有意に初回挿管施行成功率高いが、これらの知見は一般化評価が他の施設・状況での評価がなされるまで保留としたい。
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