吸気筋トレーニングはリソースも限られ時間的制限もあり、プログラムとして採用されているのは過半行かない状況。IMT単独では吸気筋機能(筋力と持続能力)、呼吸困難症状改善効果、運動耐容能改善効果が示されている()
general exercise training(GET)との組み合わせへの付加的効果に関しては支持データ不十分と言うことでこの研究ということらしい
プライマリアウトカムの6分間歩行距離では効果認めなかったが、
サイクリング運動の運動耐容能改善、呼吸困難度の改善がみられた
どう解釈するか・・・
Randomised controlled trial of adjunctive inspiratory muscle training for patients with COPD
Charususin N, et al. Thorax 2018;0:1–9. doi:10.1136/thoraxjnl-2017-211417 5
FEV1 予測比 42%±16%、吸気筋力低下 PImax 51±15 cm水柱
- 介入群 (IMT+PR; n=110)
- 対照群 (Sham-IMT+PR; n=109)
2重盲検、多施設ランダム化対照トライアル (ClinicalTrials.gov NCT01397396)
事前定義プライマリアウトカム:6分間歩行距離(6MWD)
事前定義セカンダリ呼吸筋機能、サイクリング持続時間
6MWD改善:介入群 (n=89) 、対照群 (n=85) に差を認めず (0.3 m, 95% CI −13 to 14, p=0.967)
介入群完遂評価患者では、対照群に比較して、呼吸筋力到達ゲイン大きく (effect size: 1.07, p<0 .001="" 0.79="" 149="" 1="" ci="" effect="" endurance="" isotime="" org="" p="" size:="" to="">
結論:付加的IMT導入後呼吸筋機能の改善は6分間歩行距離の付加的改善をもたらさなかった(プライマリアウトカム)
しかし、endurance timeの増加、呼吸困難指標の改善がサイクリングendurance中に見られた(セカンダリアウトカム)
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