規制をしない推奨というのはアメリカの自由度の象徴であり、余裕なのかもしれない
FDA Lays Out Rules for Regulating Mobile Medical Apps
JAMA. 2013;310(17):1783-1784. doi:10.1001/jama.2013.281270
米国FDAは、医療器具として“モバイル・アプリケーション”に関して、市販前レビューや登録、リスト化をメーカーに要求するつもりはない
• Help users self-manage their disease or condition without providing specific treatment suggestions.;特異的治療示唆せず、疾患やコンディション自己管理のため用いるべきもの
• Provide users simple tools to organize and track their health information.;健康情報の構築や健康情報追跡の単純ツールとしてユーザーへ提供されているもの
• Provide easy access to information related to health conditions or treatments.;健康状況・治療関連情報へのアクセスを容易化させる手段
• Help patients document, show, or communicate potential medical conditions to health care professionals.;可能性のある医療状況を患者が(主体的に)医療従事者へ文書、表示、コミュケーションするのを助ける
• Automate simple tasks for health care professionals.;医療従事者へ簡単なタスクを自動化する
• Enable patients or health care professionals to interact with personal health records or electronic health record systems. ;患者や医療従事者に個人健康器録や電子カルテとを介入することを可能とするFDAのモバイル医療アプリケーション施策は、また、スマートフォーンやタブレットの使用を販売・一般使用を規制しようとするつもりもないし、モバイルプラットフォーム製作者(企業?)を医療デバイス作成業者(企業?)として看做すつもりもないのは、モバイルプラットフォームはFDAの規制するモバイルアプリケーションとして作動するからである。
将来米連邦政府は、2012年Food and Drug Administration Safety and Innovation Act (FDASIA) に基づき、 Department of Health and Human Services (HHS) Secretaryから要求され、アプリケーションや医療ITを規制する方法を、来年1月に明らかにする予定であることを明言。
要求は、モバイルアプリケーションを含む、イノベーション促進、患者安全性確保、重複規制を避ける、リスクに基づく規制フレームワークの戦略・推奨を含むもの
FDASIA特別委員会の9月4日レポート: http://tinyurl.com/q7nhntr
委員会提言の一つは、健康IT事案作成をFDA市販前規制を作成しないよう推奨、ただし、高リスク臨床的意志決定に関わる医療デバイスアクセサリーや医療従事者のアシスト情報を含まない限りの条件付き
委員会はまた、健康関連ITの市販後サーベイランスの改善も推奨し、トランペアランシーとユーザー・ベンダーからの報告を含むべきとした
また、日本の負けが見えてくる
重複規制を含め規制だらけにしたらこの種のアプリケーション開発は進まない。
日本は、自己規制を含む行政の規制だらけの自由のきかない、創造性のない社会に日本はなっているのでは?各メーカーからパソコン出現し、日本独自のOSも脚光を浴びていたあの頃、自由度は高かったと思う。
日本のソフトウェア・アプリケーション技術に概して魅力が無い原因の一つはこの辺の国民性のため?
0 件のコメント:
コメントを投稿