biological clockノックアウトマウス実験で肥満・メタボリック疾患予防上健康代謝に必要と改めて確認
細胞は全て概日リズム制御下にあり、例えば、夜間細胞修復に充てられ、消化管運動は目覚め前から活動する。
"Time - Restricted Eating”(時間制限食事法)が、"clock-less"マウスにおいても有効であることを検証
高脂肪食レジメン
1)いつでも食事可能
2)10時間のみ制限窓
さらに、"clock-less"マウスで同様検討
"clock-less"マウスも"Time - Restricted Eating”(時間制限食事法)により健康的な状況となった。
示唆的な実験だが、あくまでも動物実験
Time-Restricted Feeding Prevents Obesity and Metabolic Syndrome in Mice
Lacking a Circadian Clock
Amandine Chaix, et al.
Cell Metabolism 30 Aug. 2018
https://doi.org/10.1016/j.cmet.2018.08.004
概日時計変異マウスは代謝性疾患罹患感受性増加し、これは、"molecular clock"(分子時計)が代謝ホメオスタシス上必要とのアイディアとなっている。しかしマウスは通常の食事(給餌)/空腹サイクルではない事が多い。
"Time - Restricted Eating”(時間制限食事法):TRFが肥満、メタボリックシンドローム予防に役立つか、whole-body Cry1;Cry2、肝特異的Bmal1、Rev-erba/βノックアウトマウスで検証。
ad libitum食(自由給餌)で、急激に体重増加、遺伝子型特異的メタボリック障害出現。
TRF(暗期間10時間食事アクセス制限)で同様給餌、体重増加、メタボリック疾患予防
Transcriptome、metabolome解析で、TRFは肝脂肪蓄積減少、メタボリック・ストレスへの細胞防御促進。
結果は、概日時計が摂食および絶食における毎日のリズムを維持し、栄養素と細胞ストレス反応とのバランスを維持することによって代謝ホメオスタシスを維持することを示唆している。
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