・リアルワールドと臨床トライアルではイベントリスクなど異なり、SGLT2のCVリスク降下も異なる
・だが、2型糖尿病患者の動脈硬化性心血管疾患リスクの他要素コントロールされているのは症例の2割のみ
・システミック・レビューだが、CKD有するT2DM患者で血中Cr、ESKD、腎疾患死の腎複合アウトカム、急性腎障害、高カリウム血症に関しSGLT-2阻害剤の有効性あるようだが、腎関連有害事象やその他ケトアシドーシス、足趾切断など有害事象は不明瞭。
ASCVD:動脈硬化性心血管疾患の予防、ASCVD予測要素のため糖尿病のcontemporary 糖尿病レジストリにおける糖尿病患者の多リスク要素ターゲット達成検証
糖化ヘモグロビン、LDLコレステロール、血圧をターゲットとする患者で、非喫煙者で、性、人種、ASCVD病歴をレジストリで登録
5名中1名しか、包括的にリスク要素コントロール達成してないという現実
他要素的介入の必要性を問う
Composite cardiovascular risk factor target achievement and its predictors in US adults with diabetes: The Diabetes Collaborative Registry
Diabetes Obes Metab. 2019;1– 7.
Received: 9 November 2018 Revised: 27 December 2018 Accepted: 2 January 2019
2型糖尿病(T2DM)+慢性腎臓疾患(CKD)(eGFR < 60 mL/min/1.73 m2)患者へのSGLT2阻害剤の安全性・有効性
random effects modelと逆分散法加重計算にて検討、7,363名,27研究を収集・解析。
SGLT2阻害剤は糖化ヘモグロビン及び血圧低下を示した
心血管疾患及び腎臓アウトカムリスク軽減するが、糖化ヘモグロビン改善は軽度、付加的安全性懸念に関してはエビデンス明確ではなかった
Effect of SGLT2 inhibitors on cardiovascular, renal and safety outcomes in patients with type 2 diabetes mellitus and chronic kidney disease: A systematic review and meta-analysis
Toyama T, et al.
Diabetes Obes Metab. 2019;1–14.
いわゆるリアルワールド研究
リアルワールド2型糖尿病患者において、主要参入クライテリアとDECLARE-TIMI 58研究結果適用後、ダパグロフロジンと他の血糖降下薬剤(GLDs)の心血管(CV)安全性とイベント発生率比較。Swedish nationwide healthcare registries (2013-2016)のダパグロフロジン and/or 他GLDs新規開始患者同定。主なDECLARE-TIMI 58登録クライテリアは「40歳以上、CV疾患既往あるいは他リスク要素(e.g. 男性 50歳以上・女性 60歳以上の高血圧あるいは脂質異常を有する場合」
ダパグロフロジンは、DECLARE-TIMI 58研究登録類似リアルワールド2型糖尿病患者において心血管アウトカム安全性示され、心不全入院減少、心血管死亡イベント率は他のGLDsに比べ減少
Dapagliflozin and cardiovascular mortality and disease outcomes in a population with type 2 diabetes similar to that of the DECLARE-TIMI 58 trial: A nationwide observational study
Diabetes, Obesity and Metabolism — Norhammar A, et al. | April 01, 2019
リアルワールドセッティング直線性が示され、3つのCV outcome trials (CVOTs) でも直線性が示されるが、明らかに異なるイベント率
0 件のコメント:
コメントを投稿