triple therapyはいかなる症例が適応となるのか
Suissa and Ariel [1] のTRIBUTE及びIMPACT研究のpost hoc解析
Triple therapy trials in COPD: a precision medicine opportunity
Samy Suissa, Amnon Ariel
European Respiratory Journal 2018 52: 1801848; DOI: 10.1183/13993003.01848-2018
https://erj.ersjournals.com/content/52/6/1801848
TRIBUTEとIMPACTトライアルはtriple therapyはLAMA/LABAに対して、1年フォローアップ中、COPD急性増悪発生率低下
このトライアルでの急性増悪パターンが情報を与えてくれる。triple therapyでは治療開始初月の1ヶ月間で急性増悪無ければその後の11ヶ月に影響を与えており、"depletion of susceptibles"がtriple therapyの有用性意義ある症例となる

初回急性増悪(中等・重度)月毎発生率 (per 100 per month)
LAMA/LABA/ICSトリプル治療とLAMA/LABAデュアル治療
for the a) IMPACT and b) TRIBUTE trials, approximated from the time-to-first exacerbation curves [3, 4]

a) 月毎の死亡率 (per 100 per month)
LAMA/LABA/ICSトリプル治療とLAMA/LABAデュアル治療
in the IMPACT trial, approximated from the survival curves [9].
b) ICS中止後の死亡率発生比(ICS中止無しとの比較)
喘息死亡率低下のためICS有効性評価コホート30569名 [16]
“depletion of susceptible individual”に該当するパターンは小グループで、triple therapy適応となる比率は実は少ないのではないかと・・・
大部分は、LAMA/LABAでリスク無く治療できると
IMPACTではtriple therapyで死亡率42%軽減したが、この効果はフォローアップ4ヶ月間に限定されている。その後8ヶ月間には差を認めない
post-hoc解析なので決定的ではないが、triple therapyからのベネフィットが得られるサブグループは喘息既往、好酸球増加患者に限られると推測される
GSW製品は同じデバイスで、ICS, LAMA, LAMA/LABA, ICS/LABA, ICS/LAMA/LABA使い分けられるのは便利で1日1回だから勧めやすい
利用しやすいのはアニュイティで、ICS用量調整可能
一方、ある程度の吸入流速が必要ということと、吸入ステロイドの微量調整が困難という弊害もある(ただ、喘息ガイドラインGINAではコントロール下では4倍数を推奨しているので微量調整自体を推奨してないと思われ、杞憂なのかもしれない)
トリプル治療は好酸球や喘息コンポーネント考慮の上適応を考え、さらに4ヶ月程度を目安に中止考慮するというのが現実的か?
0 件のコメント:
コメントを投稿