LAMA/LABAの心毒性に関してもLVEDV減少など有益性の報告が最近目立つ(CLAIM)が、高リスク患者ではどうか?
LAMAで高リスク患者についての安全性有効性検証
序文:例によってGoogle翻訳
COPDによる死亡の約3分の1が心血管疾患によるもので、心血管罹患率のリスク増加と関連しています。
長時間作用型ムスカリン拮抗薬(LAMA)はCOPD患者の維持気管支拡張に広く使用されているが、それらの心血管の安全性をめぐる論争がある。
いくつかのメタアナリシスおよび疫学的研究により、短時間作用型ムスカリン拮抗薬(SAMA)またはLAMAのいずれかによる治療後の心血管イベントのリスク増加が実証されています。対照的に、LAMAチオトロピウムの大規模臨床試験では、主要な有害な心血管イベント(MACE;心血管死、致命的でない心筋梗塞、および致命的でない脳卒中の複合)の増加は実証されていません。現在のデータは、COPD患者における脳卒中、心筋梗塞、またはチオトロピウムに関連した死亡のリスク増加を裏付けるものではありません。この矛盾は、重大な心血管疾患を持つ患者は通常UPLIFT試験などの臨床試験から除外されるため、ある程度説明することができます。
アクリジニウムの短期試験では、3〜6ヵ月の治療後にプラセボと比較して年間の増悪率が低下していることが実証されていますが、6ヵ月以降は確立されていません。
この背景を考慮して、今回のトライアルの2つの目的は、心血管疾患既往および高リスク心血管疾患患者COPD患者におけて、MACE(プラセボに対する非劣性)およびCOPD増悪(プラセボに対する優位性)に対する1日2回400μgの臭化アクリジニウムの影響効果を評価すること
【問題】 慢性閉塞性肺疾患 (COPD)で高心血管リスク状態で、 アクリジニウム臭化物 400 μg1日2回投与にてMACE増加し、COPD急性増悪減少するか?
【所見】COPD、高心血管リスク患者 3589名のランダム化研究にて、推定MACEハザード比 (アクリジニウム vs プラシーボ) 3年間にて 0.89 ; 1-side 97.5% CI 1.23で非劣性境界 1.8を超えない。COPD中等度/重度急性増悪に関しては、初年度推定発生率比(アクリジニウム vs プラシーボ)にて 0.78で統計学的に有意
【意義】対プラシーボでのアクリジニウムはCOPD急性増悪を減少し、MACEの劣性リスクを生じなかった。
Effect of Aclidinium Bromide on Major Cardiovascular Events and Exacerbations in High-Risk Patients With Chronic Obstructive Pulmonary Disease
The ASCENT-COPD Randomized Clinical Trial
Robert A. Wise, et al.
JAMA. 2019;321(17):1693-1701. doi:10.1001/jama.2019.4973
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