推奨される1日あたりの許容量よりもはるかに多い場合でも、ビタミンDは骨粗鬆症のない健康な成人の骨の強化にあまり役に立たない可能性があると、報告された。
健康な成人では、1日あたり4000 IUまたは1日あたり10000 IUの用量で3年間ビタミンDを投与すると、1日あたり400 IUと比較して、放射状BMDが統計的に有意に低下した。 脛骨のBMDは、1日あたり1万IUでのみ有意に低かった。 橈骨でも脛骨でも骨強度に有意な差はありませんでした。 これらの調査結果は、骨の健康のための高用量ビタミンD補給の利点を支持しない。
有害かどうかを判断するには、さらなる検討が必要。
毎日のビタミンD補給の3つのレベル(400 IU、4,000 IU、10,000 IU)を評価する臨床試験で、橈骨骨密度(BMD)は、3年間高用量を服用している(55-70歳)方が有意に低かった
311名被験者(男性 53%;平均年齢 [SD] 62.2[4.2]歳)中、完遂 287(92%)
血中25(OH)D値 ベースライン、3ヶ月、3年
400-IU群 76.3, 76.7, 77.4 nmol/L
4000-IU群 81.3, 115.3, 132.2
10000−IU群 78.4, 188.0, 144.4
volumetric BMDでgroup × time interaction有意
トライアル終了時、橈骨volumetric BMDは400 IU 群との比較
4000 IU 群 (−3.9 mg HA/cm3 [95% CI, −6.5 to −1.3])
10 000 IU 群 (−7.5 mg HA/cm3 [95% CI, −10.1 to −5.0])
volumetric BMDの平均パーセンテージ変化は各々 400 IU群 −1.2%、4000 IU群 −2.4%、10 000群 −3.5%
橈骨volumetric BMDの400 IU群との差は 4000 IU群 −1.8 mg HA/cm3 (95% CI, −3.7 to 0.1) 、 10 000IU群 4.1 mg HA/cm3;平均パーセンテージ差値で、それぞれ −0.4% (400 IU), −1.0% (4000 IU), and −1.7% (10 000 IU)
failure loadの差は有意でない (橈骨, P = .06; 脛骨, P = .12).
Effect of High-Dose Vitamin D Supplementation on Volumetric Bone Density and Bone Strength
A Randomized Clinical Trial
Lauren A. Burt, et al.
JAMA. 2019;322(8):736-745. doi:10.1001/jama.2019.11889
https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/2748796
女性閉経後が骨粗鬆症では主たるターゲットとなることが多いし、最近ではステロイド投与なども
今回は、一般健常者を対象としたサプリメント投与の意義
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