マラソンでは水分と塩分を適切にとらないと急性腎不全になる危険がある
https://gigazine.net/news/20190915-marathoners-fluid-salt/
The Role of Volume Regulation and Thermoregulation in AKI during Marathon Running
Sherry G. Mansour, et al.
CJASN September 2019, 14 (9) 1297-1305;
DOI: https://doi.org/10.2215/CJN.01400219
背景と目的 マラソンランナーは、ネフロンの障害を示唆する尿沈渣・腎障害バイオマーカーを伴う一過性AKI発症する
デザイン・セッティング・被験者&測定 病因検討のため、volume(体液量)とthermo(体温)-調整反応をランナーのAKIの推定メカニズムとして、前向きコホート検討(2017 Hartfordマラソン大会 http://www.marathonguide.com/races/racedetails.cfm?MIDD=59191012 ;秋に開催されるようだ)で、バイタル、血中尿中サンプルを23名のランナーで、マラソン1日前、直後、1日後採取。各々copeptin測定、核体温、汗名取り得mう、水分量をレース中評価
プライマリアウトカムは、AKI(KINクライテリア https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/103/5/103_1061/_pdf)
結果 ランナーは22−63歳;男性 43%
ランあーはのナトリウム総質量(中央値:レンジ) 2.34(0.50-7.21) g、同様 汗による水分喪失 2.47 (0.35-6.82) L
摂取考慮後でのレース後ネットのナトリウム、水分量バランスは負であった。
ランナーの大部分の核体温は ベースラインからレースまで 38.4(35.8-41)℃
55%はAKI発症、急性尿細管障害の尿中顕微鏡所見陽性 74%
ランニング経験多いほど、マラソンの参加歴多いほど、少ないヒトに比べCr増加あり
汗のナトリウム喪失は、AKIランナーで非AKIランナーに比べ多い (中央値 3.41 [中間4分位(IQR), 1.7–4.8] versus median, 1.4 [IQR, 0.97–2.8] g; P=0.06)
水分喪失でも同様 (中央値, 3.89 [IQR, 1.49–5.09] versus median, 1.66 [IQR, 0.72–2.84] L; P=0.03)
Copeptin は有意にAKIランナーに多い vs 非AKIランナー (中央値, 79.9[IQR, 25.2–104.4] versus median, 11.3 [IQR, 6.6–43.7]; P=0.02,).
推定体温は有意差なし
結論:全ランナーは、copeptin、体温増加し、汗によるナトリウム・水分喪失増加する
発汗によるナトリウムや水分喪失は、血中copeptin濃度と共にランナーのAKIと相関する
筋肉破壊によるCr増加や炎症性反応増加があると思うが、腎障害とだけ決めつけて良いのだろうか?
"intense exercise can increase creatinine by increasing muscle breakdown"
False Estimates of Elevated Creatinine
Perm J. 2012 Spring; 16(2): 51–52.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3383162/
マラソン後5日目に検診をしてAST増加あったオレは、マラソンによる肝障害ということになるが・・・
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