2019年10月3日木曜日

特発性肺線維症:第2相:CTGFモノクローナル抗体:Pamrevumabは特発性肺線維症治療進行抑制効果認め安全性も良好

特発性肺線維症治療薬オフェブ・プレスパでは1年間のFVC低下減衰作用認めているが、HRCT所見、症状、QOLでのpositiveな効果までは確認できていない。さらに胃腸障害や特異的な副作用問題もある。新規薬剤開発の必要性がある。
ということで、FG-3019:PamrevumabはCTGF(connective tissue growth factor)の組み合わせモノクローナル抗体

3週毎 30mg/kg静注治療 48週間


プライマリアウトカムはベースラインからの48週後のFVC予測比との変化量
48週後FVC 10%以上の低下を病勢進行と判断し、key secondary efficacyとした




第2相二重盲検ランダム化プラシーボ対照化治験:PRAISE

Pamrevlumab, an anti-connective tissue growth factor therapy, for idiopathic pulmonary fibrosis (PRAISE): a phase 2, randomised, double-blind, placebo-controlled trial Prof Luca Richeldi, et al. The Lancet Respiratory Medicine, Published:September 28, 2019 https://www.thelancet.com/journals/lanres/article/PIIS2213-2600(19)30262-0/fulltext 
DOI:https://doi.org/10.1016/S2213-2600(19)30262-0




103名の患者ランダム化:pamrevlumab 50、 プラシーボ 53)

48週後FVC : pamrevlmab 60.3%パーセンテージ減少縮小: -2.9 % vs プラシーボ -7.2% 群間差 4.3% ; 95% CI, 0.4-8.3 p=0.033

疾患進行比率は pamrevulmab群で少なく、 10.0% vs 31.4% p=0.013

耐用性よく、安全性特性もプラシーボと同等


第2相だから今から何が起こるか分からないが・・・ 副作用が少なく、進行抑制良好と・・・となると・・・


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