ビタミンCの大復活来るか!?「"before-after clinical study"で死亡率は劇的に低下」報告あり。
神戸大学微生物感染症学講座感染治療学分野教授 岩田健太郎
https://medical-tribune.co.jp/rensai/2017/0711509330/
追試など再検討必要と思われたが・・・・CITRIS-ALI Randomized Clinical Trial
米国内多施設ランダム化二重盲検プラシーボ対照治験
ARDS:呼吸促迫症候群は敗血症関連臓器疾患が多く、死亡率に有意に関連する疾患で死亡率はLUNG safe研究に寄れば34−45%と報告される病態
治験は、ビタミンC 50mg/kg in dextrose 5% in water x 6時間おき96時間(計 17回?)n=84 vs プラシーボ(dextrose 5% in water) n=83 の比較
主要アウトカムが問題でソフトなアウトカム比較で死亡率比較ではない!
modified Sequential Organ Failure Assessment score (range, 0-20;高値ほど障害程度高度:ベースラインから96時間までの差
血中炎症性バイオマーカー:CRPと血管障害 (thrombomodulin 値)程度:0,48,96,168時間
Effect of Vitamin C Infusion on Organ Failure and Biomarkers of Inflammation and Vascular Injury in Patients With Sepsis and Severe Acute Respiratory Failure
The CITRIS-ALI Randomized Clinical Trial
Alpha A. Fowler III, et al.
JAMA. 2019;322(13):1261-1270. doi:10.1001/jama.2019.11825
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2752063
プライマリアウトカムはハードなアウトカムではない。
死亡率に関しては、第28日 プラシーボ 38/82 vs ビタミンC群 25/84 (χ2 = 4.84; P = .03; 群間差, 16.58% [95% CI, 2% to 31.1%])
アウトカム比較が予備的なもんで、この報告では結論出そうもないが、死亡率に関して一部統計学的有意差があり、「バイオマーカー分析に反映されていない基礎となる敗血症誘発性の生物学的異常に対するビタミンCの影響を表している可能性」もある
なにがなんだかわからない、報告
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