2019年12月17日火曜日

AHA:科学的助言 食事コレステロールと心血管リスク

日本の栄養指導は伝統的にカロリー制限だが、不可能ではないものの、実は指導も実施も
困難。
 A recommendation that gives a specific dietary cholesterol target within the context of food-based advice is challenging for clinicians and consumers to implement

コレステロールに関して上限設定しないというのは、実践的でプラクティカルな指導なのだろう。LDL高値、総コレステロール高値の人はやはり意図的にコレステロール含有食品は避けた方が無難
ただ、一般的には、食事の質を重視すべきという御託宣



Dietary Cholesterol and Cardiovascular Risk: A Science Advisory From the American Heart Association
Jo Ann S. Carson, et al.
Originally published16 Dec 2019
https://doi.org/10.1161/CIR.0000000000000743
Circulation. ;0:CIR.0000000000000743


最近のガイドラインでは心血管疾患に関してその役割として特異的食事コレステロールをターゲットとして排除することに疑問が呈されている

健康のための食事由来コレステロールのガイダンスの知見について疑問点に着眼することで、この助言は、食事性コレステロールと血中脂質、リポタンパク質、および心血管疾患リスクとの関係に関するヒトの研究のレビュー後作られたものである

観察研究からのエビデンスにおいて、いくつかの国のそれは心血管リスクについて有意相関を示唆するものではなかった。


介入研究のメタアナリシスではこの知見にばらつきがあルガ、多くは、総コレステロールやLDL濃度増加が現行平均値を超えると、多くの場合相関が見られる。

食事ガイダンスは、健康食事パターン (eg, Mediterranean-style and DASH [Dietary Approaches to Stop Hypertension]–style diets)で、現行の米国の摂取量に比べこれは内在的にコレステロールは少ない。パターンとしてはフルーツ、野菜、全粒穀物、低脂肪・無脂肪乳製品、lean protein source、ナッツ、シーズ、液状の野菜オイルを強調するもの


食品ベースのアドバイスのコンテキスト内で特定の食事性コレステロールの目標を提示する推奨事項は、臨床医と消費者が実施困難である。 したがって、食事パターンに焦点を当てたガイダンスは、食事の質を改善し、心血管の健康を促進する可能性が高くなる。


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