2019年12月17日火曜日

運動負荷:収縮期血圧増加と心血管疾患リスク

健康な中年の白人男性の2つの運動テストで測定された中程度のworkloadで運動SBPを調査すると、安静時のSBPに依存しない運動SBPの増加に伴い、冠動脈心疾患のリスクが増加する。




Exercise Systolic Blood Pressure at Moderate Workload Is Linearly Associated With Coronary Disease Risk in Healthy Men
Julian E. Mariampillai ,et al.
https://doi.org/10.1161/HYPERTENSIONAHA.119.13528
Hypertension. 2020;75:44–50


負荷テストは100 wで開始、上限近くまで6分毎50 wずつ増加
予測最大心拍数の90まであるいは予測最大心拍90%超1分毎10拍到達した時、次の漸増まで継続
exhaustion あるいはECG情虚血変化あれば終了





運動中の収縮期血圧増加増悪の定義に関してコンセンサスはない
反復運動検査を用い健常男性の冠動脈疾患リスク増加と関連する運動時SBP増加のpotential thresholdを検討
2014名の健康男性白人雇用者を1970年代前半Oslo Ishemica Studyに登録

フォローアップ7年後、1392名の男性健常と考えられ、100 W workloadを自転車運動試験にて両受診時点で施行
Cox回帰解析で心血管リスク要素と身体フィットネス補正後、160 mmHg から200 mm Hgへの増加後peak SBP(100 W workload (SBP 100W)時)のカットオフ値検討

ベースラインと初回フォローアップ時のSBP 100W below cutoff level被験者を両受診時カットオフ値等しいかそれ以上のSBP100W被験者と比較。

165-195 mm Hg間のカットオフ未満のSBP100W被験者に比較して 全てのレベルのカットオフ値以上の被験者では冠動脈リスクは増加。

冠動脈精神疾患リスクの明確な閾値レベルのエビデンスはないSBP 100Wと冠動脈性心疾患のう関連性は線形である。

2回の運動試験で測定した中等workload運動時SBPを調べたとき、運動時SBP増加は健常中年白人において安静時SBPと独立して冠動脈性心疾患のリスク増加が見られる。
この相関は運動SBPのレンジ低いところから線形で、明確な感動役疾患リスクの明確なカットオフ値は見られない






運動負荷時昇圧反応乏しい、例外的小集団のみ、冠動脈性心疾患リスク少ないという大部分の健常者には関係のない話になっている

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