Interleukin-1 receptor antagonistである IL-1受容体拮抗薬アナキンラ(英:Anakinra)<日本未発売>high-doseを投与された入院中のCOVID-19患者と標準治療のみを受けた患者とでは、機械的換気なしの生存率に差はなかったが、生存率は有意に高かったことが、イタリアで行われた小規模なレトロスペクティブ研究で明らかに
21日目の累積生存期間は、アナキンラ群のCOVID-19患者と標準治療のみを受けた既往の対照群で有意に高かったが(それぞれ90%対56%、P=0.009)、機械的換気なしの生存期間の差は群間で有意ではなかった(72%対50%、P=0.15)
Interleukin-1 blockade with high-dose anakinra in patients with COVID-19, acute respiratory distress syndrome, and hyperinflammation: a retrospective cohort study
Giulio Cavalli, et al.
The Lancet Rheumatology, Published:May 07, 2020
DOI:https://doi.org/10.1016/S2665-9913(20)30127-2
https://www.thelancet.com/journals/lanrhe/article/PIIS2665-9913(20)30127-2/fulltext
敗血症・高炎症状態の患者に有意生存ベネフィット有するというpIIIトライアルがあり、 host-virus relationship是正の可能性を示唆
Research detects a more dangerous SARS-CoV-2 mutation
https://www.news-medical.net/news/20200504/Research-detects-a-more-dangerous-SARS-CoV-2-mutation.aspx
2020年4月13日までに14のmutationと1つの変異クラスター群同定
D614G とS943Pの変異重要性
https://theprepared.com/blog/bad-news-a-newly-identified-mutation-makes-sars-cov-2-more-transmissible/
D614G Mutation
1つは、3Dモデリングによって示唆された、614残基が近くにある別の残基と水素結合相互作用を持ち、それによってACE2認識領域の形状が変化し、その活性が変化しているというものである。もう一つは、限られた免疫学的証拠から示唆されたもので、近くにある抗体認識領域がこれまで考えられていたよりも大きく、614残基がその一部であるというものです。このことは、体がSARS-CoV-2に対する中和抗体を開発することを困難にしたり、ある状況では抗体が結合しているにもかかわらずSARS-CoV-2が機能しやすくしたりする可能性がある。
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