“卵”に関わる記事はかなり多い
ウェブ上のサイトでもまだ、卵という食品中のコレステロール含量だけで持論展開しているサイトが多く、“食べ物が全て体内に吸収されそのまんま血中に流出する”という誤った知識レベルで解説されるもんだから、「たまご2個以上食べよう運動はプロパガンダ」などという陰謀論展開がウェブサーチ上上位を占めることになる。
ネット情報の玉石混交を前提の上リテラシーに期待したいというしかない
以下の論文の要旨は
「1966年から2020年までの研究を含む今回のメタアナリシスでは、卵の摂取と心血管疾患イベントのリスクとの間に有意な関連は認められなかったが、卵の摂取(1日1個を超える)が冠動脈疾患リスクの低下と関連していることが明らかになった。同様に、8件の観察研究を対象とした以前のメタアナリシスでは、卵の摂取と心血管疾患イベントとの間に有意な関連は認められない。しかし、このメタアナリシスでは、含まれている研究の調整変数のため、かなりの不均一性が認められた。」
というもの
ただ、量依存的な検討としてはやや不十分な気がするが・・・少なくとも動脈硬化疾患予防のため【卵を食べるな】は間違い
以下の記事の序文であり繰り返しを含むが・・・
卵は栄養素が豊富(ミネラル、葉酸、ビタミンB群、脂溶性ビタミンなど)で、生理活性化合物(ルテイン、ゼアキサンチンなど)が豊富に含まれ、良質なタンパク質が含まれています(1) 卵に含まれる栄養素や生理活性化合物は、理論的には心血管疾患の改善に寄与する可能性があります(2)。しかし、卵にもコレステロールが多く含まれており、例えば大粒の卵1個には約186mgのコレステロールが含まれています。卵の摂取がコレステロール値の上昇につながるという直接的な証拠はありませんが、米国心臓協会(AHA)の食事療法ガイドライン改訂版2000では、血中コレステロールの上昇を最小限に抑えるために、一般の人がコレステロールの摂取量を300mg/日以下にすることが推奨されています(3)。興味深いことに、最近の「アメリカ人のための食事療法ガイドライン2015-2020」では、もはや卵の摂取量に制限を設けず、健康的な食事パターンとして卵の摂取を推奨しています(4)。これまでの研究では、卵の消費と心血管疾患との関連性について一貫性のない結果が示されており、かなりの議論を呼んでいます(5-8)。 これまでのところ、卵の消費と心血管疾患のリスクに関する先行研究では、結論が出ていませんwww.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。
卵1個以上と訳されてが実際は2個以上だと思われる
Association Between Egg Consumption and Risk of Cardiovascular Outcomes: A Systematic Review and Meta-Analysis
Chayakrit Krittanawong, et al.
Published:July 09, 2020
DOI:https://doi.org/10.1016/j.amjmed.2020.05.046
序文
卵の消費と心血管疾患リスクとの関係については、かなりの議論が残っている。このシステマティックレビューおよびメタアナリシスの目的は、卵の消費と心血管疾患イベント全般との関連を探ることであった。
研究方法
1966年から2020年1月までのデータベース開始時から、OvidのMEDLINE、Ovid Embase、Ovid Cochrane Database of Systematic Reviews、Scopus、Web of Scienceで、卵の消費量と心血管疾患イベントとの関連を報告した観察研究を系統的に検索した。2人の研究者が独立してデータをレビューした。矛盾はコンセンサスによって解決された。ランダム効果メタアナリシスを使用した。異質性の原因を分析した。
結果
23件のプロスペクティブ研究を同定し、追跡期間中央値は12.28年であった。
総症例数123,660例、心血管疾患イベント157,324件の合計1,415,839人を対象とした。
卵の摂取なしまたは1日1個の摂取と比較して、卵の摂取量が多い(1日1個超)場合は、全心血管疾患イベントのリスクの有意な増加とは関連しなかった(プールされたハザード比、0.99;95%CI、0.93~1.06;p<0.001;I<sup>2</sup>=72.1%)。
卵の消費量が多い(1日1個超)場合は、卵を消費しない場合や1日1個の場合と比較して、冠動脈疾患のリスクが有意に減少した(プールされたハザード比、0.89;95%CI、0.93-1.06;p<0.001;I<sup>2</sup>=0%)。
結論
我々の分析では,卵の消費量の増加(卵/日1個を超える)は心血管疾患リスクの増加とは関連していないが,冠動脈疾患リスクの有意な減少と関連していることが示唆された。
www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。
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