- 心不全などの慢性的なpressure overloadによりIgE高値誘発 → さらに受容体側の高親和性受容体である、FcεR1の方も有意に増加
- 抗IgE抗体(オマリズマブ)によるAngII誘発心筋緩和の可能性も示唆
心筋リモデリングにおいて喘息でおなじみの機序関係
Role of IgE-FcεR1 in Pathological Cardiac Remodeling and Dysfunction
Hongmei Zhao, et al.
Originally published11 Dec 2020
https://doi.org/10.1161/CIRCULATIONAHA.120.047852Circulation. ;0
https://www.ahajournals.org/doi/abs/10.1161/CIRCULATIONAHA.120.047852
血清IgE値は、心不全(HF)患者と、 transverse aortic contraction (TAC) とchronic angiotensin II (Ang II) infusionによる慢性的な圧力過負荷によって誘発された2つのマウス心疾患モデルにおいて有意に上昇した。
興味深いことに、FcεR1の発現レベルは、ヒトおよびマウスの心不全モデルにおいても有意に上昇していた。FcεR1ノックアウトによるIgE-FcεR1経路の遮断は、TACまたはAng IIによる病的な心臓リモデリングおよび/または機能不全を緩和した。
抗IgE抗体(臨床薬であるオマリズマブを含む)もまた、Ang II誘発の心臓リモデリングを有意に緩和した。骨髄移植実験では、IgE誘導心筋リモデリングは非骨髄由来の細胞を介して媒介されることが示された。
FcεR1は cardiomyocytes (CMs)とcardiac fibroblasts (CFs)の両方で発現していることがわかった。培養ラットCMでは、IgE誘発CM肥大と肥大マーカー発現はFcεR1を枯渇させることで消失した。
培養ラットCFでは、FcεR1欠損によりIgE誘発CF活性化およびマトリックス蛋白質産生も阻害された。
RNA-seqおよびシグナル伝達経路の解析から、トランスフォーミング増殖因子-β(TGF-β)が重要なメディエーターであることが明らかになり、TGF-βを阻害することで、IgE誘発心筋細胞の肥大および心筋線維芽細胞の活性化がin vitroで緩和された。
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