pureなCOPDにおけるtype 2炎症の特性は喘息とは異なるらしい、ICSは肺の好酸球を減少しない。COPDでは気道好酸球以外のtype 2炎症細胞が関連することが示唆される・・・というお話
Th2 high and mast cell gene signatures are associated with corticosteroid sensitivity in COPD
Alen Faiz, et al.
Thorax
https://thorax.bmj.com/content/early/2022/12/07/thorax-2021-217736
要旨
背景 重症喘息と慢性閉塞性肺疾患(COPD)には、副腎皮質ホルモンの相対的不感受性などの共通の病態生理学的特徴がある。最近、Unbiased Biomarkers for the Prediction of Respiratory Disease Outcomes (U-BIOPRED) コホートの喘息患者の喀痰トランスクリプトームの階層的解析を用いて、Th2高炎症シグネチャー1つ(TAC1)とTh2低シグネチャー2つ(TAC2、TAC3)の3種類のTACs(Transcriptome Associated Cluster)を発表
目的 喘息で得られた遺伝子発現シグネチャーが、ステロイド感受性を有する COPD 患者のサブグループの同定に使用できるかどうかを検討した。
方法 遺伝子セット変異解析を用いて、Groningen Leiden Universities Corticosteroids in Obstructive Lung Disease COPD研究に参加し、長時間作用性βアゴニスト(LABA)を追加した吸入コルチコステロイド(ICS)による治療を30ヶ月受けた患者46人の気管支生検における、3つのTACの分布と濃縮スコア(ES)を調査した。そして、同定されたシグネチャーは、治療後の縦断的な臨床変数と関連づけられた。遺伝子発現の差異と細胞畳み込みにより、主要な制御遺伝子と細胞タイプを定義した。
測定と主な結果 ベースライン時のCOPD患者の気管支生検では、3つのTACシグネチャーの幅広い発現が確認された。
ICS±LABA治療後TAC1のES(enrichment score)は30ヶ月で有意減少するも、TAC2とTAC3は影響を受けず
ステロイド感受性TAC1 sginatureはTAC1 ICs-responsive geneからのもの
single-cell RNA-sequencingから同定された マスト細胞特異的遺伝子からなるsignatuteであり、ICS±LABA治療後の気管支生検マスタ細胞数と正の相関を有する
遺伝子transcriptionのベースライン値は30ヶ月後のICS±LABA治療後のRV/TLC%予測比率と相関
喘息コホートの喀痰由来のトランスクリプトームシグネチャーは、COPD患者の気管支生検で再現することができ、コルチコステロイド反応性の予測因子として気道マスト細胞のシグネチャーが同定された。
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