急性増悪の重症度
中等度増悪事象は、増悪診断コード、抗生物質とOCSの5~14日間の処方、過去に検証された定義に基づく記録された症状の組み合わせによりGPに記録された事象と定義
先行急性増悪の回数と重症度にてその後の予後を推定
Frequency and severity of respiratory infections prior to COPD diagnosis and risk of subsequent postdiagnosis COPD exacerbations and mortality: EXACOS-UK health care data study
Hannah Whittaker, et al.
http://orcid.org/0000-0003-0149-4869
https://thorax.bmj.com/content/early/2022/10/31/thorax-2022-219039
概要
【目的】 慢性閉塞性肺疾患(COPD)発症前の下気道感染症(LRTI)が、将来の増悪や死亡率とどのように関連するかについてはほとんど知られていない。イングランドの COPD 患者を対象に、この関連性を調査した。
【方法 】Clinical Practice Research Datalink Aurum, Hospital Episode Statistics and Office of National Statistics dataを使用
追跡開始日は患者の最初のCOPD診断日とし、追跡開始前の1年間のベースライン期間を軽度のLRTI(一般診療(GP)イベント/抗生物質なし)、中度のLRTI(GPイベント+抗生物質)、重度のLRTI(入院)に割り付け
被験者をカテゴリー分け none, 1 mild only, 2+ mild only, 1 moderate, 2+ moderate and 1+ severe
Negative binomial regression modelにより、ベースラインのLRTIとその後のCOPD増悪の関連をモデル化し、Cox比例ハザード回帰により死亡率を検討
【結果 】 COPD患者215 234人において、軽度および中等度のLRTIの頻度と重症度の増加は、LRTIの記録がない場合と比較して、その後の増悪率の増加と関連していた(1軽度調整IRR 1.16, 95% CI 1.14~1.18, 2+軽度IRR 1.51, 95% CI 1.46~1.55, 1中度IRR 1.81, 95% CI 1.78~1.85, 2+中度IRR 2.55, 95% CI 2.48~2.63).
1+ severe LRTI (vs no baseline LRTIs) 症例では、将来の増悪の割合も増加した(調整後IRR 1.75、95%CI、1.70~1.80)。
この関連パターンは、全死亡およびCOPD関連死亡のリスクについても同様であった。1+ severe LRTIs を有する患者は、全死亡およびCOPD死亡のリスクが最も高かった。
Fig2:急性増悪頻度rate ratio Fig3 死亡率
【結論 】COPD診断前のLRTIの頻度と重症度が高いほど、その後の増悪の割合が高くなり、全死亡およびCOPD関連死亡のリスクが高くなることが示唆された。
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