2014年7月30日水曜日

アスベストと自己免疫疾患の関連性

硅酸、結晶性シリカは、自己免疫発症と関連するとされて他が、アスベストとの関連性は認識されてなかった。

アスベストは、「serpentine」や「amphibole」として分類される鉱質繊維で、職業性暴露は、主にserpentine fiberであるchrysotileについてフォーカスされている。amphiboleのたぐい,、winchite、richterite、tremoliteを含むLibby asbestも存在する。






Fiber family Fiber names Chemistry Location/use
Serpentine Chrysotile Mg3(Si2O5)(OH)4 (idealized), rolled sheets of Si oxide tetrahedra Many commercial uses  Sumas Mtn 
Amphibole Actinolite Various Mg, Fe, Ca, and Na ions on double chains of silicon oxide tetrahedra Igneous and metamorphic rock, many commercial uses  
Amosite
Anthophyllite
Crocidolite
Tremolite
Asbestiform Winchite Similar to amphibole, not specifically classified as asbestos Similar to amphiboles, contaminant  
Richterite
Nanowires Nanotubes Many metal formulations, formed into very long, thin chains or tubes Synthetic, many commercial uses 
Nanowires
Zeolite Erionite (Na2,K2,Ca)2Al4Si14O36·15H2O
(idealized), chains of silicate “cages” or rings
Igneous rock: Turkey  ; S. Dakota  



病態可能性として、TH-17応答によるもので、角閃石(かくせんせき、amphibole暴露マウスでは認めるが、chrysotileでは認めない。TH-17により、IL-6、IL-23、TGF-βのようなサイトカイン反応トリガー・反応維持に向かう可能性、これが自己免疫疾患との関連を惹起する可能性がある。


Autoimmunity and Asbestos Exposure
Jean C. Pfau, et. al.
Autoimmune Diseases Volume 2014 (2014), Article ID 782045, 11 pages
http://dx.doi.org/10.1155/2014/782045

アスベスト暴露と、全身自己免疫を示唆する自己抗体、例えば抗核抗体との関連性の実態があるが、特異的自己免疫疾患を形成する、強い疫学的関連は検討されてない。
他のsilicate dust、crystalline silicaと対照的に、全身性エリテマトーデス、強皮症、関節リウマチのような疾患との暴露関連エビデンスの可能性はあるが、 アスベスト症の文献は、中皮腫や肺癌などの癌ばかりフォーカスが当てられてしまっている。

アスベストと自己免疫疾患の疫学的な強い関連性がない理由としては、
(a) 暴露量がsmallあるいはdiffuseなため統計学パワー不足
(b) 暴露の分類不適切
(c) 疾患発症のlatency
(d) 検出不能な mild or subclinical entitityあるいは、他の病因によるマスク
(e) 特定アスベスト繊維種特異的影響のため、種々暴露により統計学的有意差を見いだせない


疫学的、動物モデル、in vitro dataをレビュー要約したも文献

自己免疫リスク増加する免疫異常、そしてアスベスト関連肺疾患の原因となる可能性のある、アスベスト繊維関連要素の理解を役立たせるための報告。





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