2016年4月26日火曜日

セメント工場での胸部への粉じん暴露:肺機能低下と関連

欧州のセメント工場での工場内浮遊粉じん解析と長軸的肺機能低下観察


Thoracic dust exposure is associated with lung function decline in cement production workers
Karl-Christian Nordby, et. al.
ERJ,
DOI: 10.1183/13993003.02061-2015 Published 21 April 2016
http://erj.ersjournals.com/content/early/2016/04/20/13993003.02061-2015.full.pdf
職場のエアゾール暴露が肺機能障害を与えるかも? という仮説

24セメント製造プラント4966名の労働者、6111の試料、プラントや職種に応じた推定数値化された平均暴露レベル、Dynamic lung volumeを反復施行、平均フォローアップ期間3.5年(range 0.7 - 4.6年間)

アウトカム:dynamic lung volume標準化(身長自乗もしくは予測値比)年次変化
統計学的モデル化をmixed model 回帰検討。
個別暴露を5分位レベル、 0.09、0.89、1.56、2.25、3.36、14.6 g·m^3(1最小値群を参照群とする)
行政職雇用者を二次比較群とする


エアゾール暴露はFEV1、FEV6、FVC減少と相関
最大暴露vs最小暴露5分位比較にてFEV1 % pred. 0.84%ポイントの超過減少


暴露最大レベルは、dynamic lung volume 減少を示す


暴露減少努力すべき





セメント・コンクリートと安全
http://www.jcassoc.or.jp/cement/1jpn/jd4.html

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