2012年8月8日水曜日

米国若年者の血中脂質特性改善傾向明確に! 対して 日本は・・・

以前から言われてることだと思う。


日本と比べ、米国若年者の血中脂質特性は以前に比べ改善されている。
 

Trends in Serum Lipids Among US Youths Aged 6 to 19 Years, 1988-2010
Brian K. Kit, et. al.
JAMA. 2012;308(6):591-600.
1988-1994年と2007-2010年での6-19歳において
平均 TC (from 165 mg/dL [95% CI, 164-167] → 160 mg/dL [95% CI, 158-161]; P < .001)
TC増加比率は減少  (11.3% [95% CI, 9.8%-12.7%] → 8.1% [95% CI, 6.7%-9.5%]; P = .002)

平均HDLは有意に増加、しかし低HDL頻度は不変

平均非HDL-Cと非HDL-C増加比率は共に有意に観察期間中減少

低HDL-Cもしくは高非HDL-Cの比率は、2007-2010年で若年者の22% (95% CI, 20.3%-23.6%) 、1988-1994年で 27.2% (95% CI, 24.6%-29.7%) で減少している。

1988-1994年から2007-2010年の間に12-19歳の青年期において、
平均 LDL-C 減少(95 mg/dL [95% CI, 92-98] → 90 mg/dL [95% CI, 88-91]; P = .003)、幾何平均TG減少 82 mg/dL [95% CI, 78-86] → 73 mg/dL [95% CI, 70-76]; P < .001)
この間に、高LDL-Cと高TG比率は有意に減少






そういえば、日本の動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年度の中に、“高齢者”、“女性”の項目はあるけど、思春期・若年者の項目がない。

日本のこの方面の権威者達に、危機感のない・・・ということを端的に表している。なぜ彼らが若年者の憂うべき事態に関心が無いか?・・・金にならないから(製薬・検診利権恩恵からほど遠い世界だから)。・・・そう言われたくなければ、ガイドラインなど取り決め今後施策提言を急ぐべき!



http://civil-society.jp/common/fckeditor/editor/filemanager/connectors/php/transfer.php?file=/uid000001_33342E706466


糖尿病発症時正常体重例の予後は悪い :遺伝的特異的サブグループの可能性

5つの長軸コホート研究 pooled analysis

糖尿病発症時、BMI<25 br="br">

Association of Weight Status With Mortality in Adults With Incident Diabetes
Mercedes R. Carnethon,  et. al.
JAMA. 2012;308(6):581-590.
糖尿病発症時正常体重である比率は9-21%(全体的 12%)
フォローアップ中、死亡 449名、心血管原因 178名、非心血管原因 253名、分類不能 18名

総、心血管、非心血管死亡率は、正常体重者で、過体重/肥満登録者より多い
(284.8, 99.8,  198.1 / 10 000 人年 vs 152.1, 67.8, 87.9 / 10 000 人年)

住民登録特性・血圧・脂質・ウェスト径、喫煙状態補正後、正常体重登録者の過体重・肥満登録者比較ハザード比(総死亡、心血管死亡、非血管疾患死亡)は 2.08 (95% CI, 1.52-2.85), 1.52 (95% CI, 0.89-2.58),  2.32 (95% CI, 1.55-3.48)

 肥満は糖尿病の発症リスクだが、家族歴や、民族性、年齢もリスク要素。

著者の1人 Mercedes R. Carnethon, ( Northwestern University Feinberg School of Medicine)によれば、発症時正常体重群の存在は遺伝的要素が関与しているのではないかと考察している。


発症前体重のトレンドに関する報告で、体重減少の検討(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jat/18/2/18_5926/_article)も有ったと思う。また、東洋人、日本人では、体重に対して、糖尿病発症率高いことが知られている( http://www.kplu.org/post/despite-healthy-image-japanese-americans-diabetes-risk-higher )。

発症時体重あるいは直前体重変化と、その後の動脈硬化リスク・総死亡リスクの関連もう少し検討が必要だろう。
 

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