日本と比べ、米国若年者の血中脂質特性は以前に比べ改善されている。
Trends in Serum Lipids Among US Youths Aged 6 to 19 Years, 1988-2010
Brian K. Kit, et. al.
JAMA. 2012;308(6):591-600.
1988-1994年と2007-2010年での6-19歳において
平均 TC (from 165 mg/dL [95% CI, 164-167] → 160 mg/dL [95% CI, 158-161]; P < .001)
TC増加比率は減少 (11.3% [95% CI, 9.8%-12.7%] → 8.1% [95% CI, 6.7%-9.5%]; P = .002)
平均HDLは有意に増加、しかし低HDL頻度は不変
平均非HDL-Cと非HDL-C増加比率は共に有意に観察期間中減少
低HDL-Cもしくは高非HDL-Cの比率は、2007-2010年で若年者の22% (95% CI, 20.3%-23.6%) 、1988-1994年で 27.2% (95% CI, 24.6%-29.7%) で減少している。
1988-1994年から2007-2010年の間に12-19歳の青年期において、
平均 LDL-C 減少(95 mg/dL [95% CI, 92-98] → 90 mg/dL [95% CI, 88-91]; P = .003)、幾何平均TG減少 82 mg/dL [95% CI, 78-86] → 73 mg/dL [95% CI, 70-76]; P < .001)
この間に、高LDL-Cと高TG比率は有意に減少
そういえば、日本の動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年度の中に、“高齢者”、“女性”の項目はあるけど、思春期・若年者の項目がない。
日本のこの方面の権威者達に、危機感のない・・・ということを端的に表している。なぜ彼らが若年者の憂うべき事態に関心が無いか?・・・金にならないから(製薬・検診利権恩恵からほど遠い世界だから)。・・・そう言われたくなければ、ガイドラインなど取り決め今後施策提言を急ぐべき!
http://civil-society.jp/common/fckeditor/editor/filemanager/connectors/php/transfer.php?file=/uid000001_33342E706466
0 件のコメント:
コメントを投稿