2014年3月17日月曜日

伝染性あくび:共感ではなさそう、個別的に感受性のある人がいる

contagious yawning :人から人に伝染するあくび

共感: empathyによる伝染という話があったが、真っ向否定の報告
犬のあくび:ヒトからうつる :empathy(共感)の能力 2008年 08月 06日
いぬの飼い主からのあくび伝染は共感に基づくものである 2013年8月10日

ヒトゲノム変異研究センターの研究報告とうことでなんだか違和感を感じるが、今までの研究が健康ボランティア健康成人でのあくび感受性要素での報告であったり、個人間の研究であった。内容を見ると、結論ありきで無く、落ち着いた研究のようだ。


被験者328名、3分間のあくび動画、認知バッテリー、共感に関する総合的質問、情緒的 contagion、概日リズム、眠気について評価。



Duke Center for Human Genome Variation


伝染性あくびについて、個別測定値は非常に検証セッション横断的安定性が高く、検査室での検証、オンラインリモート下検証でも、結果は安定し、特定の健康被験者において伝染性あくびの感受性が少ないことが確認された。

加え、多くの人では、伝染性のあくびを提示できず、単純に、あくび伝染性が抑制されているという分けでも無く、刺激反応からあくびのようフィーリングさえも報告されない。


共感、1日の回数、インテリジェンスが伝染性のあくび感受性に影響を与えるという従来の報告と異なり、今回の研究報告では被験者年齢影響認めず、被験者は加齢と共に伝染性が増すということも示されず、40歳未満限定でさえ示されなかった。しかし、年齢が伝染性あくびに関する変数としては8%で唯一説明変数となった。
極端安定特性の大部分は不明で、インヘリタンス研究には注意が必要である。


Individual Variation in Contagious Yawning Susceptibility Is Highly Stable and Largely Unexplained by Empathy or Other Known Factors
Alex J. Bartholomew,  et .al.
PLOSone Published: March 14, 2014 DOI: 10.1371/journal.pone.0091773 


伝染性あくびについて、個別測定値は非常に検証セッション横断的安定性が高く、検査室での検証、オンラインリモート下検証でも、結果は安定し、特定の健康被験者において伝染性あくびの感受性が少ないことが確認された。
加え、多くの人では、伝染性のあくびを提示できず、単純に、あくび伝染性が抑制されているという分けでも無く、刺激反応からあくびのようフィーリングさえも報告されない。

共感、1日の回数、インテリジェンスが伝染性のあくび感受性に影響を与えるという従来の報告と異なり、今回の研究報告では被験者年齢影響認めず、被験者は加齢と共に伝染性が増すということも示されず、40歳未満限定でさえ示されなかった。しかし、年齢が伝染性あくびに関する変数としては8%で唯一説明変数となった。
極端安定特性の大部分は不明で、インヘリタンス研究には注意が必要である。 



この話は退屈であくびがでるかもしれない・・・という見出しで始まる解説記事。

http://www.usatoday.com/story/news/nation/2014/03/14/yawning-contagious-study/6420133/






以下の記事には、「 あくびの伝染はヒトとチンパンジーのみ」という記載もある・・・これは研究してないだろ!

http://www.upi.com/Health_News/2014/03/16/Study-Contagious-yawning-not-linked-to-empathy/UPI-14201394997347/

2014年3月15日土曜日

女性オルガスム:超音波検査にて2種類


Pilot Echographic Study of the Differences in Clitoral Involvement following Clitoral or Vaginal Sexual Stimulation
The Journal of Sexual MedicineVolume 10, Issue 11, pages 2734–2740, November 2013 




Women Experience 2 Types of Orgasms; Now Sonographs Reveal How Clitoral And Vaginal Climaxes Cause Different Sensations By Lizette Borreli | Mar 14, 2014 01:47 PM EDT
 http://www.medicaldaily.com/women-experience-2-types-orgasms-now-sonographs-reveal-how-clitoral-and-vaginal-climaxes-cause




クリトリスと膣の2つと記載されるが、超音波にて、 clitorourethrovaginal (CUV) complexを画像化

クリトリス神経システムの視覚化で、外的及びクリトリスへの直接刺激の間と、膣刺激の間の2つを提示した

床に落ちた食べ物:3秒(5秒)ルールはユニバーサル?

Researchers prove the five second rule is real
http://www.aston.ac.uk/about/news/releases/2014/march/five-second-food-rule-does-exist/

大腸菌と黄色ブドウ球菌といった細菌伝播をモニター。室内の様々なタイプ、カーペット、ラミネート、タイル化表面といったもので評価。そして、被検食べ物はトースト、パスタ、ビスケット、粘性スイートを3−30秒間接触させて実験。


・接触時間が重要な要素である
・フローリングのタイプは影響が有り、最も伝播しやがたいのはカーペット表面、しやすいのラミネート化やタイル表面で、水気の多い食品で、5秒を超えると増加する。


意識実態調査では
87%の人は床に落ちた食べ物を食べる
床に置いた食べ物を今後も食べる、あるいは食べた経験のある55%は女性
床に落ちた食べ物を食べる女性の81%は5秒ルールに従う

単一被験者ランダム化(n-of-1)トライアル:スタチン筋痛例投与発症有意差無し

スタチン関連筋痛は、他の原因による筋痛と区別困難で、スタチン治療中止に繋がるという面で重要な症状。

3つの二重盲験交差比較(3週間wash-out period) の単一被験者ランダム化研究法:N-of-1トライアル
スタチン筋痛症既往患者を対象にした研究、被験者数確保期待できない対象のため、N-of-1トライアル施行


N-of-1 (Single-Patient) Trials for Statin-Related Myalgia
Tisha R. Joy, et. al.
Ann Intern Med. 2014;160(5):301-310-310. doi:10.7326/M13-1921

8名の患者(平均年齢、66歳[SD, 8歳]; 88% 女性、10年次Framingham心血管リスク高スコア)を被験者に  n-of-1トライアル
7名患者は3つの治療ペア完遂、1例は2つの治療ペア完遂
どのn-of-1トライアルでも、スタチンvsプラシーボ間に、統計学的なVAS筋痛スコア、症状特異的VASスコア、疼痛干渉スコア、疼痛重症度スコアに、差をみとめず。

5名のopen-label治療復帰、トライアル終了後中央期間10ヶ月。

n-of-1トライアル
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3118090/
↑
様々な事例記述されている

スタチンによる無症候性肝障害リスク

ACC/AHAガイドラインを、製薬メーカー関連講演会やMR活動で以下に取り扱われるか。
スタチン適用推奨拡大問題・AHA/ACCガイドライン 欧州での議論 :http://kaigyoi.blogspot.jp/2014/03/ahaacc.html

日本語解説では、このゴタゴタ記述無いため、米国などで起きている論争しらない医師が多いはず(不勉強な医師が多すぎる)
 e.g.
ACC/AHA  脂質管理GL改訂 糖尿病患者へLDL-C値によらずスタチン投与を推奨
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/46332/Default.aspx


製薬メーカーからの情報に頼る、情けない日本の医師たち




以下の英国居住研究者メタアナリシスは、一次・二次予防8万3千患者のデータで、プラシーボよりスタチンへのランダム割り付け群で、無症状肝障害絶対数比率を増加したというもの。
多くは、筋症状、疲労、筋痛、横紋筋融解症が多く、プラシーボよりスタチンが多いと言うことは無かった。

What proportion of symptomatic side effects in patients taking statins are genuinely caused by the drug? Systematic review of randomized placebo-controlled trials to aid individual patient choice
European Journal of Preventive Cardiology March 12, 2014 2047487314525531

14の一次予防トライアル(46,262名)のうち、スタチン治療で糖尿病絶対的リスク0.5%(994% CI, 0.1 to -1% , p = 0.012)で増加するが、死亡率減少 : −0.5% (−0.9 to −0.2%, p = 0.003)

15の二次予防トライアルRCT(37,618)では、死亡率減少 1.4% ( -1.2 to - 0.7%, p < 0.001)

他のスタチン寄与症状は無く、無症状肝機能増加は、全トライアル横断的に0.4%頻度増加。重度副事象イベント・中止例は両群で同様。







2014年3月14日金曜日

【卒中】早期心肺蘇生せず方針を徹底すると、悪い病院の評価をもらうことになる

心肺蘇生せず:DNR判断を早期に行うことは、患者にとっても無為な時間や医療行為を削減するためにも正当なこと。だが、この方針を徹底すると、逆に悪い病院と判断されることになる。


カリフォルニアの病院にて行われるDNR(心肺蘇生せず)指示にばらつきがあることが報告された。そして、早期DNR判断に対し適切な理解がなされないなら、早期DNR判断する病院は死亡率の高い病院と判断され、悪い病院に分類されてしまう危険性がある。


Variation in Do-Not-Resuscitate Orders for Patients With Ischemic Stroke
Implications for National Hospital Comparisons
Adam G. Kelly, et.al.
Stroke.2014; 45: 822-827



355の病院、252,368症例、 33,672(13.3%)早期DNR(入院24時間内DNR)

病院レベルの補正DNRにばらつき広範囲(5分位、 最小 2.2% vs  最大  23.2%)
早期DNR多い病院ほど、2倍、入院死亡率高い(最小5分位 4.2% vs 最大 8.7%)

DNRオーダーに合わせ補正されないことから、死亡率の高い病院を含むランク・スペクトラムの病院再分類される。

フジテレビのチームなんたらというのをチラ見してしまった。時代錯誤そのもので、「オピオイドを積極的に使い痛みに対する現代の緩和ケア」を愚弄しているとしか思えない内容で、胸くそ悪い。そもそも「バチスタ」をドラマ名にしてることこそが、愚かさの証明なのだが・・・。


プロスポーツ選手脳卒中:復帰判断など有益な指標となる血中総tau、s-100カルシウム結合蛋白B

脳ダメージの客観的マーカーが無いため、急性診断や即時プレー再開可能か臨床的意思決定に支障を来す。

プロアイスオッケープレイヤーのスポーツ関連脳卒中、急性軸索・神経膠細胞傷害と関連し、それぞれの血中バイオマーカーである、総タウ、S-100 calcium-binding protein Bが脳卒中直後より増加し、プレイ復帰などの意思決定補助として有用であることがわかった。

Original Investigation March 13, 2014
Blood Biomarkers for Brain Injury in Concussed Professional Ice Hockey Players
Pashtun Shahim, et. al.
JAMA Neurol. Published online March 13, 2014. doi:10.1001/jamaneurol.2014.367

デザイン・状況・被験者:多施設前向きコホート研究(トッププロアイスホッケーリーグ12チーム、スウェーデン・ホッケーリーグ)
288名のアイスホッケープレイヤー(2012−2013)、全プレイヤーを脳震とうに関わる評価プレシーズンに臨床検査施行。
12アイスホッケーチーム2チームの47のプレイヤーにてシーズン開始前に血液サンプリング。45名脳震とう(2012年9月13日から2013年1月31日まで)発生。28回繰り返しサンプリング(1、12、36、144時間、そしてプレー再開時)

主要アウトカム・測定項目: 総tau、s-100カルシウム結合蛋白B、ニューロン特異的enolase濃度(血漿・血清)


結論: プレイヤーはプレシーズン期間中値より、軸索障害:axonal injury のbiomarker 総タウ増加 (median, 10.0 pg/mL; range, 2.0-102 pg/m vs 4.5 pg/mL; range, 0.06-22.7 pg/mL) (P < .001)

正常膠細胞障害astroglial injuryの biomarker S-100 calcium-binding protein Bも増加(median, 0.075 μg/L; range, 0.037-0.24 μg/L vs 0.045 μg/L; range, 0.005-0.45 μg/L) (P < .001)

脳震とう直後、総Tau、S-100 calcium-binding protein B値最高値で、リハビリテーション期間は減少。
プレシーズン中から脳震とう後、neuron-specific enolase(肺がんでおなじみのNSEかぁ)は有意変化検出できず( median, 6.5 μg/L; range, 3.45-18.0 μg/L → 6.1 μg/L; range, 3.6-12.8 μg/L) (P = .10)





ボクシングやサッカーなどでも検討されるべきだと思う、プロだけで無く、若年スポーツにも

HPVワクチンをめぐる日本の"失われた8年"と、私たちが検証すべきこと

「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...