18歳程度の若いときの神経症・適応障害や人格障害の存在が、死亡リスクを2倍程度にする
入院するような重度の精神疾患で無くても、死亡リスクと関連し、しかも、この報告では、自殺とは関連のない死亡リスクであるという報告。
Association of Mental Disorders in Early Adulthood and Later Psychiatric Hospital Admissions and Mortality in a Cohort Study of More Than 1 Million Men
Catharine R. Gale, et. al.
Arch Gen Psychiatry. 2012;69(8):823-831
神経症性疾患から統合失調症まで精神疾患はいづれも、入院必要でないほどであっても、早期死亡増加するとスウェーデンの研究。
徴兵時あるいは入院時の診断は有意に死亡率増加と関連。
徴兵時診断に基づく年齢補正ハザード比は、うつ疾患の 1.81 (95% CI, 1.54-2.10) から双極障害の5.55 (95% CI, 1.79-17.2) まで
入院診断による上記指標は、1951年生まれまで、神経症及び適応障害 5.46 (95% CI, 5.06-5.89) から substance use疾患11.2 (95% CI, 10.4-12.0) で、それ以降誕生の対象者ではさらにリスク増加。
若年社会経済状況、BMI、血圧補正は、この相関に小さな影響しか与えないが、喫煙、アルコール摂取、インテリジェンス、教育レベル、後年の社会経済状況により、この相関性減弱。
この相関に関しては、自殺死亡は、主な要素ではない。
年齢、社会経済状態、血圧、BMI、インテリジェンス、教育到達レベル補正後
統合失調症 HR 2.52 (95% CI 1.13 to 5.72)
他の非情動精神病 HR 1.62 (95% CI 1.45 to 1.81)
双極障害 HR 5.19 (95% CI 1.67 to 16.1)
うつ HR 1.53 (95% CI 1.31 to 1.79)
神経症及び適応障害 HR 1.48 (95% CI 1.40 to 1.57)
人格障害 HR 1.88 (95% CI 1.72 to 2.06)
アルコール関連疾患 HR 2.38 (95% CI 2.07 to 2.74)
他substance abuse HR 2.68 (95% CI 2.41 to 2.97)
具体的死因の記載がもうちょっと欲しい。
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