このため、親の唾液の細菌が子供の細菌叢へ影響を与えることとなる。結果、18ヶ月齢では、喘息・湿疹有病率減少。湿疹においては3歳までその影響は続く。
口腔内微生物の子供への伝播が、アレルギーリスクを変容させてるのではないかという考察。両親の唾液が口腔咽頭微生物複合体の発展を促し、腸管微生物複合体を形成し、口腔・咽頭・リンパ節での抗原への免疫寛容にベネフィット的変化をもたらすのではないかというもの。
Pacifier Cleaning Practices and Risk of Allergy Development
Bill Hesselmar et. al.
Pediatrics 2013; DOI: 10.1542/peds.2012-3345.
片利共生微生物(commensal microbe)による免疫刺激によりアレルギー発症抑制の可能性。両親からの口腔内微生物がおしゃぶりを介して乳児に移行するかもしれない。
なら、そのために、アレルギー発症リスクが代わるのではないかという仮説。
おしゃぶりの使用と、おしゃぶりを洗うことを記録。
18ヶ月齢において、おしゃぶり毎おしゃぶりを"clean"する親の子供(n=65)は、そうでない両親の子供(n=58)より、喘息有病率低く(オッズ比 [OR], 95%信頼区間 [CI] 0.01-0.99)、湿疹有病率低い(OR 0.37, 95%CI 0.15−0.91)。感作比率低い傾向(OR 0.37, 95% CI 0.10-1.27)。
36ヶ月湿疹への防御的効果は継続 (ハザード比 0.51; P = .04)
経膣分娩・親でのおしゃぶりは、湿疹発症に対し、独立し、付加的防御効果を示した。
唾液腺細菌叢は、おしゃぶりを親が"clean"する子供と、そうでない場合で異なる。
いわゆる「衛生仮説」
e.g.)http://www.nch.go.jp/imal/Publication/0604SaitoHygiene_Kokyu.pdf
「衛生仮説 AND 内科開業医のお勉強日記」
36ヶ月湿疹への防御的効果は継続 (ハザード比 0.51; P = .04)
経膣分娩・親でのおしゃぶりは、湿疹発症に対し、独立し、付加的防御効果を示した。
唾液腺細菌叢は、おしゃぶりを親が"clean"する子供と、そうでない場合で異なる。
いわゆる「衛生仮説」
e.g.)http://www.nch.go.jp/imal/Publication/0604SaitoHygiene_Kokyu.pdf
「衛生仮説 AND 内科開業医のお勉強日記」
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