Published: April 20, 2012
http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/ACP/32284
肺がん死減少のための年次CTベース検診のコンセンサス作り開始とのこと
逆に言えば、現時点で、コンセンサスは存在しないということ。
特に、National Lung Screening Trial (NLST) を代表とする、高リスク現行喫煙・喫煙既往者への死亡率減少を示唆する研究結果
低用量CT喫煙者肺癌検診は通常のレントゲン検診に比べ死亡率を減少させるが・・・ 2011年 06月 30日
これにより、ACCP、ASCO、National Comprehensive Cancer Network (NCCN)、American Cancer Societyが高リスク患者での検診の価値を決定し、明確な推奨がない状況を終了したいとのこと。
高リスクの定義は従来以下の2つが用いられている。
・55-74歳、喫煙歴30 pack-years、かつ、現在から15年内の喫煙者
・40歳以上、少なくとも20 pack-years、間接喫煙害のリスクを有する場合(主に職業性暴露:アスベストなど)
最大の障壁はコスト。米国保険会社でもほとんどカバーしていない。
当面は、自費を支払う患者を救うためのにのみ行われる介入ということになる。
日本の検診の問題は数々ありすぎるが、問題の一つは、リスク層別化されないこと。そして、検診に於けるインフォームド・コンセントがなされてないこと。お役人主導型でも、人間ドックでも同様。
変化が期待できるのは、外圧のみ・・・ どの分野でも同様なのかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿