MRSA流行の分子生物学的ターゲットとしても重要と主張。
以前の報告では、sasX遺伝子は極めて稀だったが、3つの中国の病院、10年間の807名の患者サンプルで、急激に頻度増加し、2003年から2011年までに21%から39%の比率に増加した。
Li M, et al "MRSA epidemic linked to a quickly spreading colonization and virulence determinant" Nature Med 2012; DOI: 10.1038/nm.2692.
MRSA感染の流行(epidemic wave)に関わる分子学的プロセスの解明はまだ。水平的遺伝子transferに関わるビルレンス特性獲得が大事だろうが、この概念を指示する疫学的・機能的データは不充分
mobile genetic element をエンコードする遺伝子、sasXのクローンの広がりは以前は極めて稀だった。
sasXがMRSAコロナイゼーション・病態形成、鼻腔コロナイゼーション、肺疾患、膿瘍形成、免疫回避の鍵であることを提示。シークエンス type 239(ST239)から他のシークエンスを有するのへ広がってきる。
参照:http://www.infectioncontroltoday.com/news/2012/04/nih-scientists-link-quickly-spreading-gene-to-asian-mrsa-epidemic.aspx
日本の状況はどうなってるのだろう?
メディカルツーリズムとやらが広まると、新興院内感染症も広がるでしょうねぇ・・・
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