2012年4月13日金曜日

ヒトの寄りつけない洞窟で、耐性菌多数検出 ・・・ 抗生剤耐性化は自然界でも存在

“Lechuguilla Cave”:参考 wiki http://bit.ly/liuAig

レチュギア・ケイブ(Lechuguilla Cave)は、全米最深(1,604フィート;489メートル)で、長さは世界第5位(126.1 miles;203 km)の石灰岩の洞窟である。

  400万年に渡って外から完全に隔離されている洞窟

 その洞窟内部に抗生剤耐性菌を発見!

多くの細菌は、少なくともひとつは薬剤耐性あり、 14を越える抗生剤耐性も見られる。

明確な説明として、天然の抗生物質があり、他の微生物との競合で、細菌自体が自然発生的に耐性菌となった。
耐性菌の存在は人類出現より遙か前から存在し、人類が抗生剤を手に入れたのはわずか70年。それより20倍も前に耐性菌が存在していたという話。、

Antibiotic Resistance Is Prevalent in an Isolated Cave Microbiome.
Bhullar K, Waglechner N, Pawlowski A, Koteva K, Banks ED, et al. (2012) 
PLoS ONE 7(4): e34953. doi:10.1371


14の商用使用されている抗生剤耐性
耐性は、MRSA治療薬ダプトマイシンへの耐性を含み、酵素による耐性メカニズムは、自然・半合成マクロライド抗菌剤で、糖鎖形成、キナーゼを介したリン酸化反応メカニズムなどをを含む。

 耐性菌の遺伝子シークエンスとして、マクロライドキナーゼをエンコードする遺伝子同定し、これは、現代の抗生剤耐性病原菌で知られているものであった。


ヒトが抗生剤使用から分離された微生物にとっても、耐性出現の意味合い理解という面で重要である。


参考: http://io9.com/5901482/the-worlds-most-isolated-cave-is-home-to-4-million-year-old-superbugs


まともな日本語訳が、ナショナルジオグラフィックサイトに・・・掲載されたので、そちらをご参考に・・・
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120412003&expand#title

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