2012年4月27日金曜日

ガイドライン:がん生存での食事・運動・体重コントロール

Guidelines Address Diet, Exercise, and Weight Control for Cancer Survivors

Article date: April 26, 2012
http://www.cancer.org/Cancer/news/News/guidelinesaddress-diet-exercise-and-weight-control-for-cancer-survivors




Nutrition and physical activity guidelines for cancer survivors
CA Cancer J Clin 2012;00:000-000. VC 2012 American Cancer Society.
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.3322/caac.21142/pdf


1. 運動. 少なくとも20の観察研究で、身体運動活動性を有するがん生存者は、運動しない対照に比べ、がん再発リスク減少、生存率改善、しかし、乳がん、直腸結腸がん、卵巣癌といった特定のがんのみ。最近の乳がんのレビューのひとつに、運動で、乳がん死亡リスク低下34% 、乳癌再発リスク低下 24%という報告。臨床トライアルでは運動はがん生存者のうつリスク・心理的苦悩、疲労といったものの改善によるQOL改善をもたらす。
Recommendation: 中等度強度の運動週150分間、すべての主な筋群のstrength trainingを含む週2回の週に75分のintense activity


2. 食事. がん患者にとって理想的食事はない、個別要素を検討する研究、脂肪摂取のようなものは結果にばらつきがある。高血糖はがんの進展度増加させないが、肥満につながる可能性があり、再発リスク増加の可能性あり、食事に加える糖に関し少なめがスマートだろう。加工赤肉、ホットドック、deli meatやソーセージはがんのリスク・数増加を示唆する。フルーツ、野菜の高摂取は防御的効果が認められている。
Recommendation: 毎日2-3カップの野菜、1.5-2カップのフルーツを最低でも摂取。前立腺癌では、トマトソースは再発リスク減少を示唆。ベストな選択は暗緑色葉野菜、黄色、オレンジ色の野菜。 蛋白としては、魚、鶏肉、低脂肪乳製品、非動物性としては大豆蛋白、ビーン、ナッツを。赤肉は、週2-4サービングに制限. 
 
3. 体重. 肥満は、乳がん、前立腺、直腸結腸がん発症リスクを増大。 診断・治療後体重増加患者では様々ながんで再発・発症リスクが高まるという報告。不幸なことに、体重減少で再発リスク減少するということを支持するエビデンスが少ない。乳がんに関する報告で、6ポンドの体重減少は予防的というほうこくがあるが、確認が必要。
Recommendation: がん生存者は健康体重(BIM 18.5-25)を到達・維持するように

4. 食事性サプリメント. 医師たちは栄養最適化の側面から、ビタミンやミネラルの普及を勧めることが従来なされているが、よりデータが必要状況ではあるが、マルチビタミンサプリメントが死亡率増加させる可能性が示唆されている。
 Recommendation: 栄養素はすべて食品から摂取すべき。サプリメントは、医師がビタミンDやビタミンB12値が不足していると確認された例や、推奨レベルより持続的に低下しているケースだけで考慮されるべき。

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