2012年4月10日火曜日

女性において、ω3不飽和脂肪酸で、がんリスク増加の可能性

サプリメントとして多く使われている不飽和脂肪酸、これに女性に於ける、がんリスク増加の可能性が報告されている。


B Vitamin and/or -3 Fatty Acid Supplementation and Cancer
Ancillary Findings From the Supplementation With Folate, Vitamins B6 and B12, and/or Omega-3 Fatty Acids (SU.FOL.OM3) Randomized Trial
Valentina A. Andreeva, et. al.
Arch Intern Med. 2012;172(7):540-547. doi:10.1001/archinternmed.2011.1450

 心血管疾患生存者のうちの、がんアウトカム

・ ビタミンB(葉酸:5-メチルテトラヒドロ葉酸 0.56mg、ビタミンB6:塩酸ピリドキシン 3mg、ビタミンB12:シアノコバラミン 0.02mg)
・ EPA /DHA 2:1比率 600mg

5年サプリメント後、癌発生7.0%、癌原因死亡 2.3%

癌のアウトカムと ビタミンB 、ω-3脂肪酸の相関認めず(HR、1.15(95%CI 0,85-1.55)、 1.17(95% CI 0.87-1.58)

性別治療に統計学的有意相関があり、男性ではがんリスクに於ける治療への影響は無いが、女性では、ω3脂肪酸サプリメントでがんリスク増加を認めた。




関連:
ω3不飽和脂肪酸(DHA、EPA) 二次予防効果に疑問  2012年4月10日火曜日

DHA/EPAに関して、効果どころか、副事象に関して、疑念をもって、検討する必要がある。真の健康志向とは、サプリメントを盲目的に信じることではないことは確か。

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