プロカルシトニンガイド治療により、下気道感染患者への有効性を維持しつつ、安全に抗生剤使用を減らすことができる・・・という報告。
Effectiveness and Safety of Procalcitonin-Guided Antibiotic Therapy in Lower Respiratory Tract Infections in “Real Life”: An International, Multicenter Poststudy Survey (ProREAL)
Werner C. Albrich, et.al.
the ProREAL Study Team
Arch Intern Med. 2012;172(9):715-722
14のスイス、フランス、USのセンターの観察サーベイランス研究で、1759名の成人下気道感染(LTRI)、EDあるいは外来患者 対象
メインアウトカムは30日内の抗生剤送気管、PCTアルゴリズムアドヒアランス、退院時副事象的医学的アウトカム
LRTI最終診断 86.4%、市中肺炎(CAP) 53.7%、COPD急性増悪 17.1%、気管支炎 14.4%
研究プロトコールコンプライアンス率68.2%
診断によりばらつきあり、気管支炎 81.0%、COPD 70.1%、CAP 63.7%
コンプライアンス:研究アルゴリズム使用施設 入院 86.1% vs 外来 65.9%
それに対し、未経験施設60.1%
コンプライアンス:スイス 75.8%、 フランス 73.5%、US 33.5%
多因子解析にて、PCTアルゴリズム準拠の場合5.9日間、準拠せず7.4日間
入院時抗生剤中止ガイダンスアルゴリズム準拠、早期中止でも副事象イベント増加と関連せず
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