この疾患への多施設ランダム化二重盲検プラシーボ対照化平行群研究
結論は、IVIg6ヶ月治療は、メチルプレドニゾロン治療に比べ、無効故中断、副作用中断、耐容できず中断が少ない。ただ、長期効果・影響の検討が必要
Intravenous immunoglobulin versus intravenous methylprednisolone for chronic inflammatory demyelinating polyradiculoneuropathy: a randomised controlled trial
The Lancet Neurology, Early Online Publication, 10 May 2012
1:1センター割り付け
・ IVIg (0.5g/日 4連続日投与)
・ 静注メチルプレドニゾロン(0.5g /生理食塩水250mL/日 4連続日)
6ヶ月間月毎に投与
治療終了後6ヶ月間フォローし再発チェック
プライマリアウトカム: 無効・耐容不能による中断数差
セカンダリエンドポイント: 終了後副事象イベント・増悪比率
45名(IVIg群 24、 メチルプレドニゾロン静注群 21名)完遂
IVIgよりメチルプレドニゾロンで中断数多い (11 [52%] of 21) than IVIg (three [13%] of 24; relative risk 0·54, 95% CI 0·34—0·87; p=0·0085)
性、年齢、疾患期間、合併症、 modified Rankin scale 、 ONLS score、事前治療要素補正後も、2群差あり (odds ratio 7·7, 95% CI 1·7—33·9; p=0·0070)
中止理由は有効性なし (メチルプレドニゾロン群 8 vs IVIg群 3)、副作用 (メチルプレドニゾロン群 1)、 自発的中断 (メチルプレドニゾロン群 2)
IVIg 群2例は6ヶ月後フォロー期間中死亡
副作用イベント比率は差認めず(メチルプレドニゾロン群 (14 [67%] / 21) 、 IVIg 群 (11 [46%] / 24; p=0·1606)
治療中断後、IVIg患者ではメチルプレドニゾロン群より悪化し、さらに治療が必要となった (8 [38%] / 21) メチルプレドニゾロン群 (0 / 10; p=0.0317)
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