2012年6月2日土曜日

運動により臨床関連指標悪化に向かう少数派の存在

 運動がすべてのヒトにとって良い方向に向かうとは限らない。10%程度は臨床関連指標が悪化方向に向かう可能性があるという報告。

トレーニング反応で、一部の人たちが副事象方向を示すことは報告されていた。この現象は非常に特徴的所見であり、リスク要素変化毎に相関性は少なく、包括的なリスク要素として働くのかは不明であった、
 
大多数のヒトにとっては運動の利益的効果があることは重要だが、一部に、悪化方向をしめす人たちがいる現象がある。その理由を詳細に検討することが必要という筆者らの報告。


Bouchard C, Blair SN, Church TS, Earnest CP, Hagberg JM, et al. (2012) Adverse Metabolic Response to Regular Exercise: Is It a Rare or Common Occurrence?
 PLoS ONE 7(5): e37887. doi:10.1371/journal.pone.0037887

 有害反応の定義は、“測定誤差・日差変動推定を越えたリスク要素悪化運動による変化”

60名を3回、3週間かけて測定。収縮期血圧、空腹時血清HDL、TG、インスリンを定量測定。

テクニカルエラー(TE)の定義は、コンピュータ上測定値の対象の標準偏差 と定義
副作用の定義は、少なくとも2回の事前設定リスク要素と相違があり、副作用方向となった場合と定義

SBP 10mmHg以上、TG 0.42mmol/L以上、FI 24mmol/L以上、HDL-C 0.12mmol/L減少

6かいの運動検査完遂者を検討。

HEATAGE FAMILY Study 白人(N=473)、黒人(N=250)、  DREW 黒白人(N = 326)、 INFLAME (N = 70)、 STRRIDE (N = 303)、University of Maryland cohort白人 (N = 160)、  University of Jyvaskyla study (N = 105)の1687名の男女

上記定義に従う検討では、126(8.4%)に、インスリン値の病的方向への変化認めた。
SBPで12.2%、TGで10.4%、HDL-Cで13.3%となった。

有害事象方向への変化をしめしたうち、約7%は二つ以上のリスク要素での悪化方向変化を有した。






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