ヨーロッパで問題になった腸管出血性大腸菌の分析にて
・ 血漿交換ベネフィット明確でなく、補体カスケードモノクローナル抗体治療は有効。
・ Meropenem 、 Ciprofloxacin、 Rifaximinなどの抗生剤組み合わせ積極治療群は、有害性エビデンスなく、むしろ有益な可能性
・・・という結論。
日本の治療指針にも、影響をあたえるのかもしれない
Validation of treatment strategies for enterohaemorrhagic Escherichia coli O104:H4 induced haemolytic uraemic syndrome: case-control study
BMJ 2012; 345 doi: 10.1136/bmj.e4565 (Published 19 July 2012)
一時的透析必要 160/298(54%)、長期間必要 3名
37(12%)で痙攣、54(18%)で人工呼吸、12(4%)死亡
血漿交換、グルココルチコイドと血漿交換は、ベネフィット明確でない
eculizumab(補体カスケードに対するモノクローナル抗体)治療67名で、短期ベネフィットがこの治療に関して認められた。
抗生剤組み合わせ積極治療群の一つのセンターは痙攣が少ない (2% v 15%, P=0.03)、死亡少なく(0% v 5%, p=0.029)、腹部手術必要性少なく、大腸菌検出短期化の効果有り
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