2012年8月7日火曜日

糖尿病:中等度運動で死亡率35%減少効果

糖尿病患者のマネージメントにおいて、合併症予防として運動に注目が集まる。しかし、結論的エビデンスが存在しなかった。

ということでEPIC study (European Prospective Investigation Into Cancer and Nutrition)コホート(35歳から70歳)で5859名の糖尿病患者で、レジャー時間と総運動・ウォーキングと心血管疾患(CVD)・総死亡率の関連を検討


12の前向きコホートデータ・メタアナリシスを加えると、糖尿病患者では定期的中等度運動を続けることで、38%死亡率低下効果との結果


Physical Activity and Mortality in Individuals With Diabetes MellitusA Prospective Study and Meta-analysis
Arch Intern Med. Published online August 06, 2012. doi:10.1001/archinternmed.2012.3130

総運動は、心血管疾患リスク、総死亡率減少と相関。


身体非活動性(運動不足)者に比べ、総死亡率リスクは中等度運動群でもっとも低いリスクで、総死亡率 ハザード比  0.62 (95% CI, 0.49-0.78)、CVD死亡率 ハザード比 0.51 (95% CI, 0.32-0.81)

レジャー時間運動は総死亡率リスク減少と関連し、ウォーキングはCVD死亡リスク減少と関連。

運動高レベルvs低レベル比較総死亡率 5研究メタアナリシス・pooled random-effects ハザード比は、 0.60 (95% CI, 0.49-0.73)


解説:http://www.theheart.org/article/1433257.do

研究の問題点として、1型・2型糖尿病を分けてないこと




Effect of physical inactivity on major non-communicable diseases worldwide: an analysis of burden of disease and life expectancy.
Lancet 2012;380(9838):219-29.</>
Rethinking our approach to physical activity.
Lancet 2012;380(9838):189-90.

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