2012年8月31日金曜日

ROLO研究: 妊娠巨大児予防に低GI(glycaemic index)食指導介入有効

4kgを超す乳児出産歴ありの糖尿病無しの女性、2007-2011年1月の2度めの妊娠女性 800名

低glycaemic index介入と非介入

Low glycaemic index diet in pregnancy to prevent macrosomia (ROLO study): randomised control trial
BMJ 2012; 345 doi: 10.1136/bmj.e5605 (Published 30 August 2012)
Cite this as: BMJ 2012;345:e5605

生下時体重、生下時体重センタイル、ポンデラル指数絶対値に群間差認めず


介入群は妊娠体重増加軽度 (12.2 v 13.7 kg; 平均差 −1.3, 95% 信頼区間 −2.4 ~ −0.2; P=0.01)
耐糖能異常率は介入群で少ない : 21% (67/320)vs 28% (100/352)(P=0.02)
(空腹時血糖 5.1 mmol/L以上、あるいは、糖負荷1時間後 7.8 mmol/L以上)

低GI食は、妊娠中のインスリン抵抗性亢進を予防する可能性が示唆され、逆に高GI食は、胎児・胎盤過剰成長と、母胎の体重増加、結果、巨大児出産リスク増加の可能性が考えられ、その実地的証明。



日本では周回遅れすぎる、危険な低炭水化物ダイエット(アトキンスダイエットなど) がマスコミを賑わしている。あるある大事典事件になんの反省もないマスコミ。
低炭水化物・高蛋白食は心血管疾患リスク増加をもたらす
2012年6月28日


低GI食は、低脂肪食、低炭水化物食(Atkins食)より負の影響が少なく体重維持効果的
2012年6月27日水曜日

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