2012年9月1日土曜日

蚊はビール飲酒者の体臭を好み、その体臭で活動増加

マラリアとアルコール摂取はともに公衆衛生問題。アルコール摂取は発展途上国でも増えている、マラリア対策努力も広がっている。マラリアとアルコール摂取の関係についての検討。

アフリカマラリアの主たる媒体 ガンビアハマダラカ(Anopheles gambiae)をビール飲酒、飲水とを比較したところ、飲水ではヒトへ誘引されることは無かったが、ビール飲酒したヒトへ誘引された。

ビール飲酒体臭にて蚊活性化、飛び立ち・風上への飛行が活性化し、ビール飲酒への選択的誘因比率、すなわち、方向選択性が増加。

Beer Consumption Increases Human Attractiveness to Malaria Mosquitoes.
Lefèvre T, Gouagna L-C, Dabiré KR, Elguero E, Fontenille D, et al. (2010)
PLoS ONE 5(3): e9546. 


ビール飲酒は公衆衛生的問題であると、筆者らは主張。

キャンプ場あたりで、ビールを大量に飲む行為って、蚊を興奮させる行為ということになる。ビール大量飲酒してるひとがかまれるのは自業自得感があるが、攻撃性も増すようで・・・はた迷惑でもある。


蚊が好む代謝成分の分析も必要かもしれない。

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